園主のフォト日記
2019年11月
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白サカズキ型睡蓮鉢(水鉢)13号の焼き上がりが一新いたしました。従来は信楽粘土の中で鉄分の多い土を使用することによって「御本手」と言われる赤味を出した焼き上がりの良い土味の良さが出た睡蓮鉢でしたが、その土も採取できなくなったようで、石砂にゴマを配合した白釉薬のうわ薬の仕上がりとなりました。手ろくろの手づくりの作品です。

天目ひねり13号睡蓮鉢(水鉢)画像です。通常天目といいますと中国で鉄分の多い土を使って焼かれた焼き物であって天目茶碗があまりにも有名です。日本に渡来して、白天目といわれる茶碗も焼かれるようになりましたが、信楽焼ならではの天目釉薬の睡蓮鉢です。

青窯変水盤メダカ鉢15号です。この作品は手ろくろの手づくりの高級感あふれる焼き上がりとなっております。夏にふさわしい水色系の焼き上がりにて浮き草とメダカのコラボに最適な水鉢です。

黒泥(黒炭化焼) ソリ鉢(7号・6号・5号)3個組画像を更新いたしました。
高価な黒土を使用せずとも黒く焼けるということで安価に製品が販売することで可能となりました。
以前よりハオルチアの戸外自然栽培を試作してきました。ことを御報告いたします。
培養土は弊園の多肉植物の土スペシャル2号です。肥料は長期化成肥料です。
 
遮光ネットは年間通じて50%の市松ネットです。
梅雨の連日の雨でも、夏の暑い日々であっても排水の良い土を使うことにより戸外自然栽培が可能なことがわかります。いいかえれば排水の悪い土を使うことによって多肉植物・サボテンは根腐れさせてしまいます。根腐れさえさせなければ戸外で育てられ趣味家にとってはフレーム・温室が必要なく簡単に育てられることを証明しています。
苔の販売をさせていただきましてから、お客様よりいろいろとお問い合わせをいただくことも。そのような中で苔の育つテラリウムとは何かということを考えてみました。
アラハシラガゴケのテラリウム
日陰の湿った土地に生育する姿を見るアラハシラガゴケの性質を考え、テラリウムに。2年程前にも同じように作ったテラリウムのアラハシラガゴケは今でも元気に育っております。用土は「細かい砂」として今回販売させていただいた花崗岩に由来する細粒の砂を使用しております。(少し荒いが悪かったようです)
アクセントにフィギュアの乳牛を置き、草原のイメージを持たせています。水やりはアラハシラガゴケが白く乾き始めたならやるという回数で良いのではと思います。ガラス容器はBBGガラス(BBG-250)を使用
タマゴケのテラリウム
人気の高いタマゴケを使用。タマゴケの下の部分を砂に埋めておりますので少し小さく見えるタマゴケです。ガラス容器の保湿を考えますとこの程度が良いのでは。用土は「細かい砂」を使用しています。そしてタマゴケのことを考え砂の上ひたひたになるよう水を常に満たしておくことです。
上から見ますと溶岩石を置き、タマゴケが育っているようなイメージです。そこにアクセントに白熊とペンギンのフィギュアを配置しております。
アップしてフィギュアがよく見えるように、そして水が満たされているようにしてあることがわかるでしょうか。ガラス容器はBBGガラス(BBG-154)を使用
ヒノキゴケのテラリウム
やはり水をほしがるヒノキゴケを使用したテラリウム。少し急いだのでヒノキゴケの下部を埋めておりません。そのせいかヒノキゴケが高く見えます。保湿を考えますと今後の課題です。砂は「小粒の砂(赤砂) 花崗岩 2-4mm」を使用しています。水はやはりひたひたに入れております。
上から見ますとやはり溶岩石を置き、そこにヒノキゴケそしてペンギンと白熊を配置しております。
少しガラス容器が曇っておりますがアップにした画像です。
水の中で育つホウオウゴケのアクアリウム
ホウオウゴケはウィーロモスのように水中で育つ苔の性質を利用しています。ウォターフェザーとして販売されている場合もあるかと。溶岩石を使用。
上面からはこのような感じになります。溶岩石を沈めておりますが、もう少しホウオウゴケが多かってもよかったような気がしないわけでもありません。
ホウオウゴケをアップして見ました。この水中にメダカを2-3匹入れたならアクセントに良いような感じもいたします。ガラス容器はBBGガラス(BBG-40)を使用。砂は小粒の砂(赤砂) 花崗岩2-4mmを使用
ちなみにホウオウゴケを使っての別のスタイルのテラリウム

着生させているのはサンゴです。白く目立っています。底砂は富士砂の中目です。水を満たしその場で撮影。実のところ水の中に空気の気泡がいたずらし、水が汚れているように見えますが、一晩たてば透明に。
いかがでしょうか?ホウオウゴケ上手に育ってくれることを期待しています。
以上試作して見ましたが、

1. すべてふた無しのガラス容器を使用。

2. 水を使ってうまく活用する。

3. 後は日照条件を考える。

つまり自然の山の環境に合わせた無理のないデザインが苔を上手に育てるコツではと考えます。決して枯れることはないのでと思います。
紅葉の色づきかけた秋の雨の日に出会えましたホソバオキナゴケ。杉の大木の陰に生育する姿を見ることができました。
その境内の杉の木の巨木です。相当な樹齢。やはりお宮さんならではの光景です。
その杉の大木がホソバオキナゴケを育てる環境をはぐくんでいるのではと考えられます。
以外にもそのホソバオキナゴケは杉の根元には見られず、人の背丈程の高さに育っているのです。そこは北向きの日の当たる時間が少ないのでは。
そのホソバオキナゴケの育っているアップです。
更に近づきますと、まちがいありませんホソバオキナゴケです。
腰の高さの辺りにはホソバオキナゴケが見られず、この境内の環境がそうさせていると考えられます。適当な乾燥ぎみの空中湿度が大事なのでしょうか。地面に近づく程空中湿度は高くなりますので、この境内ではこのようなホソバオキナゴケの生育環境が見られます。
ちなみに10月13日晴れた日の夕方近くではこのように日がさしています。
直射光線の当たる時間はどれ位なのでしょうか。夏の西日はかなりの量ではと思うのですが。
なんとなく幻想的とも思えるホソバオキナゴケです。
国道から車を停めてほんの少し山へ入りますと、ウマスギゴケ、コスギゴケの生育している環境を見ることができます。
ウマスギゴケの生育環境は
林道と思われる道を少し登って行きますとそこはウマスギゴケが見られます。山の斜面に自生が見られ辺りは杉林。
自然の雨が流れ出しせせらぎとなって小さな谷川となって水が流れているのです。
地層的にこのウマスギゴケが生育するところは山に降った雨が伏流水となってこの斜面にしみ出しているところと思われます。水を好むウマスギゴケがその辺り限定的に見られるのはそのような理由からかと考えられます。
少し上の辺りのウマスギゴケ。この辺りが自然の降雨がしみ出す上限かと思われます。そしてウマスギゴケの厚さが異なるところからもわかります。
ほんの少し離れたところのせせらぎの直近にもそのウマスギゴケは見られるのですが、少なくハイゴケが環境に合っているのかよく育っています。この辺りには伏流水が流れていないと考えられます。
コスギゴケの生育環境は
更に山道を登って行きますと山の尾根沿いにコスギゴケが見られるのです。
杉が植林された山道に見られるのですが腐葉土は積もらず、常に地表面が見られ、そこには適度な乾燥と日照量、そして空中湿度等の環境条件が満たされているのでは思われます。
季節は秋、焼き物の里、信楽焼の帰路、自然が見られる国道307号線・432号線を走っていますと至るところにお茶の花が咲いているのです。
道端に茶の木が野生化しているのです。 茶の木が我国に伝わって以来、相当な年数。宇治に育てられた茶の木がこの辺り一帯にも見られるようになったのも歴史のなされる技かとも思われます。
今が盛りかのように咲きほこっている茶の木。
国道沿いにたくさん見られる茶の木の花。この季節の茶花には最適ではと思いながらあちらこちらと。
うす暗い山中にも茶の花が咲いているのです。茶の木は日陰でも日向りでも育つようです。
車を停車したところ、よく見るとやはり自然ですねえ。茶の木以外にもアオツヅラフジ、ノイバラの実が色づいているのでした。
手近かに見られるアオツヅラフジです。というよりも自然の中に道ができているといった方が適切なのかもしれません。
そのアオツヅラフジとともに赤い実が見られるのでした。そうノイバラの秋の実成りです。春ノイバラの花がこの国道沿いにたくさん咲いていました。それが今このように赤い実をつけているのでした。
季節を感じさせるノイバラの赤い実です。 色々な使い方が考えられるのでしょうが、やはり茶花にも最適かと思うのですが。
鈴成りとはこのようなことをいうのではと思う程に見られるノイバラの秋です。
国道沿いに手近かに見られ、季節感を満喫させてくれる国道でもある432号線です。そしてそこにはコケがアスファルトを被うように育っているのでした。
山際の空中湿度が高いと思われるところに育つコケです。こんなところにでも苔の育つ環境が自然は教えてくれています。
よく見るとハネヒツジゴケでは。こんな環境で育っているハネヒツジゴケです。
環境がそうさせているのか、気持ちよさそうに生長しているハネヒツジゴケのアップです。
そしてそこにはハイゴケも見られるのでしたが、少し黄色く色づくハイゴケです。冬には黄金色とまではいきませんが黄色く美しくハイゴケの変異種です。このハイゴケも環境に合わせて自然の中で多様に変化するハイゴケ。一度色々なハイゴケを集めて鑑定していただいたところ、すべてハイゴケ。笑ってしまいましたというよりこれで一つ学びました。
しばらく走っていますと停車したところにまたまたアオツヅラフジがぶらさがっている光景に出会いました。
こんな枯れ木にも寄り沿うようにつるがぶら下がっているのでした。
よい眺めのアオツヅラフジ。都会では味わえることができない自然がこんなに手近に見られるとは。
そこにはやはり青い実のノブドウが、段々と色づいていく色とりどりの実をつけるノブドウです。ノブドウにもいくつかのタイプがあるのか我々業者が扱うノブドウはもう少し実の大きいタイプです。個体変化なのか種類が違うのか、勉強不足を感じさせます。
本日は曇空。お参りする時刻が遅いということもあってか、大勢の人でした。
いつものように、お堀端にお店を構えておられる焼きものの永田さんをお訪ね。
本日はこのような飾りつけがしてあるのでした。
といいつつても当方の興味があるのは、やはりこの盆栽です。毎月同じ盆栽ですが、見飽きぬ楽しみがあります。
そして盆栽鉢が飾られています。何か新作があるような。
真柏です。樹妙が少しずつですが変化しているような。
北大門の下でアクセサリーショップをされている「きょうこの店」さんですが、本日は人通りも多く、お話する間もなく通りすぎてしまいました。
その北大門です。
北大門をくぐり左に折れ、東門の方へ向かって行きますと園芸コーナーです。
盆栽のお店谷口さんです。苔玉がたくさん並んで華やかな秋の競演です。
少し色付いてきましたヒナンカズラの苔玉、きれいに色付く頃には売れてしまってしまっているのでは。
紫に美しく色づいたコムラサキの苔玉。
赤い花のブーゲンビリアです。夏の間楽しめる数少ない樹種ですが、これからは花が少なくなるのでは。
色づくのには少し早いコトネアスターとダイモンジソウの寄せ植えです。
こちらは真珠の木です。
椿の芸である梵天といわれる葉の奇形を楽しむ苔玉。花の咲く頃には売れているのでは。
ダイモンジソウの白花。よく見ますと作り込みです。この暑い夏を乗り越え、葉もいたまず咲かせているダイモンジソウ。育て方が上手であることはいうまでもありませんが、本来の苔玉の楽しみ方を見せてくれていいます。
黒松の苔玉。 季節的にこれからでしょうか。
曲付きのモミジ。これから色付ききれいな紅葉となるのですが、何んといっても葉をいためないで夏越しされたことが注意点です。
リンドウの苔玉。矮性種のシンキリシマリンドウでは思います。
カランコエの苔玉。この季節を楽しむには充分な材料では。
ミンカトレアの苔玉。毎年花を咲かせるには少し苦労いたします。
ヤンバル何とかといわれた苔玉。実が色づきこれから楽しめます。
苔玉ではありませんが、キイジョウロウホトトギス。葉を少しも傷めずにここまで育てるにはたいしたものです。
ヒメラッキョ、ダイモンジソウ、スゲ等の寄せの苔玉。持ち込められたものであって本来の苔玉のあるべき姿です。
セッコクの木付け、活着させて何年も経て立派に育っています。
ホトトギス、ヒメラッキョ、それに野生のヒメダデ等の寄せ。毎年育ってくれますと楽しみです。
ウラジロです。胞子播きから育てあげられたのでしょうか、なかなか見ることのできない鉢育ちのウラジロでした。
なかなかおもしろいアイデアのダイモンジソウの苔玉です。フジツボを配合してあって楽しむには良いアイデアです。
石付けの野趣あふれる寄せ植えです。ラッキョ、ダイモンジソウ、スゲ、白花のヒメタデ等が寄せ植えされています。
ミセバヤの根洗い。ここに至るまでに長い年月が。当初鉢植で育てられていたミセバヤ。それを抜いて浅鉢に植替えられたアイデアは作られた方の卓越した技術とアイデア。長年作り込まれる間に、飛び込みのスゲとなかな簡単に作れるものではありません。
ソゲ石でしょうか。ヤシュウハナゼキショウ、ヤブコウジ、それにマメヅタとここに至るまでの長年の経験がものをいってる作品です。
紅葉するコマユミとハナゼキショウ、それに長年の間、飛び込みのダイモンジソウという、組み合わせの寄せ植えといいますか、苔玉といっても良いのか、アイデアそのものです。
こちらは信楽焼のサヤ(匣鉢)を利用したスギゴケの苔盆栽。当初は何かいなあと思ったのですがよく見るとウマスギゴケでした。
そこにダイモンジソウの飛び込みがあったり、スゲがあったりでなかなかどうして、飾れますねえ。
裏側をみますとこのサヤなかなかのものです。ビードロにくっつき、そして高温で焼かれた変形と、かなり作者の目が効いた作品です。但少し惜しまれるのは、底に穴をあけられたのではと思います。排水がよすぎて水を好むウマスギゴケにとって生育不良が見られます。底穴をあけないことがよかったように思います。
ツルリンドウの花です。見事な作です。 夏も焼かずこの季節咲かすとはお見事ですねえ。
こちらは本職の小品盆栽。少しさびしげにしている盆栽です。
その中にあって花を咲かせる十月桜の盆栽。
こちらの十月桜。谷渡り的に流されて気持ち良く咲いているのでは。
こちらは滋賀県から来られている園芸店の大原さん。秋の商材がいっぱいです。
万年青のお店です。最近はおもとだけではなく、色々と扱っておられるのでは。
お堀のハスもなくなり、そこにはカモが。
エサをさがしているのでしょうか。
気持ちよくスイスイと泳いでいるカモさんのグループです。
この時間帯になりますとにぎわいを見せる「無名陶器のお店」滋賀県から来られています。
以前よりあった橋のような焼きもの。何に使用するのかなあと思っておりましたが、植木鉢を並べる花台です。オシャレな作りです。
来年春まで冬支度のお堀です。 夏の蓮もきれいに掃除され、今咲いていたとは思えないお堀です。
今秋は台風が多く、会期中も被害を被った展示会でした。
会場へは本年2回足を運ぶことになった秋の展示会。曇空が続く会期中ともあって、会場を訪ねますと、何となくスッキリしています。それもそう日除けのネットが取り除かれていました。
さっそく席飾りを見せていただくことに。季節を感じさせるものばかりです。
ミセバヤは美しく色づいているのですが、花が咲いていないのが少し残念。
ヤハズススキが穂を上げて小さな鉢でもこんなに立派に育てられたのには驚きです。
ひときわ草丈の高いメガルカヤが見られた席飾りです。 色々と苦労されているような。
ビカクシダが一際目を引く席飾りです。
このように育てられるとは、さすが山草家です。
原種のシクラメンが飾ってあり、興味のそそるところです。
野生のヒトツバが長年の造り込みにて締まってできており、目につく席飾りです。
シダが上手に育てられ、日頃の手入れがものいっているかのようです。
ハコネシダもここに来るまではと思います。
トキワシノブもこのように石付けされています。
温かい地方へ行きますと常に見られるタマシダの獅子です。
こちらの席にはヒメツルボが咲いています。
背の低いハチジョウアキノキリンソウも。
ヒメハマナデシコも見られます。この貝ホラ貝でしょうか。上手に海岸を思わせる育て方には頭の下がる思いがいたします。
ヒゴシオンです。
原種のシクラメン 白花ヘデリフォリウムですねえ。和鉢である丹波立杭焼の鉢と上手な取り合わせです。
シシマメヅタです。長年造り込まれている様子。このシシマメヅタが初めて和歌山で発見され、広く世の中に広まったタイプでは。
どこにで見られるマメヅタですが、きれいに上手に育てておられます。
中国生まれのスミレイワギリソウ。これも上手に育てられています。
ヒメタデです。これも締まって上手に育てられています。
思わずアップいたしました。
温かいところではたくさん見られるヤリノホクリハランも長年作り込まれています。
キイジョウホトトギスがこんなにもきれいに咲き始めようとしています。大阪山草会会長のご自慢の作です。
上手に咲かない年もあるとのことですが、本年は気候的にもよかったようで快心の作ではと思います。
いかがでしょうか、この山野草展キイジョウロウホトトギスを鑑賞するだけでも価値がありそうです。
中国産のスズカケソウでは。
ヒトツバの変わりの「しまなみ甲龍」です。
ヒノキシダの作り込みです。
白花のサクラタデ。毎年よく作り込まれておられます。
朝顔カラクサです。始めて見るものです。
ブルーのかわいらしい花を咲かせてくれています。
ツメレンゲ。本邦産の多肉植物です。よく作り込まれております。
本邦産のアオネカズラです。よく作り込まれきれいに仕立てられています。
白花のヒメタデ。実生の種播きにて毎年更新していくのですが上手な作です。
マメヅタ これは中国産ではと思います。
原種のシクラメン ヘデリフォルニウム。長年作り込まれていると見え、大きな塊茎となっています。
これも大きなビカクシダです。吊り下げるとは知らない当方にとりまして今回の展示では学ぶことの多い内容です。
この原種シクラメン ヘデリフォルニウムと思うのですがよく咲き揃っており上手な作です。
冬の花ワラビです。
アポイミセバヤですねえ。
大陸系のフジバカマです。
やはり本邦産の多肉植物コモチレンゲです。
秋の展示会にはなくてはならないイワシャジンです。
かなり古い信楽焼の植木鉢では、現在当方でも販売しておりますが、作りが違いますねえ。
初めは苔玉かと思いましたが、コグマザサ?とシダの寄せ植えと思われる上手な作です。
会場は遮光ネットがはずされており、見通しの良い展示会です。
売店席の山岡碧山苑さんです。若い御子息ががんばって後を継いでおられます。
実は今回、10月11日に見学へ寄せて頂いたのですが、台風が来るということで急きょ展示品を避難されネットで保護されていました。
展示される方々、役員さんを始め、お世話する方々の御苦労があってこその展示会です。
でも、このキイジョウホトトギスは大垂れだけに棚下に置くわけに行かず、ひとまずこのベンチに鎮座ましておられました。とにかくも展示会大変なことかと思いました。
たちざや(立匣鉢)つぎざや(継匣鉢)信楽焼窯元散策路の窯場坂散策コースの中で見られるのがたちざや(立匣鉢)で作られた塀です。
たちざや(立匣鉢)つぎざや(継匣鉢)
10月13日 そのたちざや(立匣鉢)の塀のある窯元の前にはそれの解説された案内板があるのです。
立匣鉢・継匣鉢(窯道具)

登り窯で火鉢や植木鉢など、製品を焼成する場合、絵のように積み上げて仕組み(窯詰め)をする。

その土台として下敷台に用いるのが「立匣鉢」である。

その上へ何段も積み重ねるので、相当な重量がかかり、火度の高い「火の前」と言われる列の立匣鉢は、胴がふくらんだり、曲がったり、キレたりする。

「火の前」「火伏」「中並」「奥の前」「奥並」というように一列に並べて窯詰めをする。

一番火度の低い所が「奥並」で、その並びの下脇の部分を「根」と呼ぶ。

焼きが甘い部分は釉薬の火度も弱くする。火度の強い所「火の前」「火伏」等は、釉薬を強くする工夫をした。

一段、二段、三段と積み上げて窯詰めする時に用いるのが「継匣鉢」である。品物の大きさによって、大から小までさまざまな寸法の「継匣鉢」を用いた。平面の穴は手で下げるための穴である。

堀のたちざや(立匣鉢)を見ますと、火鉢を焼かれた年数によって或いは窯の中で置かれた場所によって様々な窯変が見られるのでした。
緋色に焼けているたちざや(立匣鉢)が見られます。通常壺とか茶陶で見られる緋色は一回で焼かれるのですが、このたちざや(立匣鉢)は聞くところによりますと、火鉢を焼くのに少なくとも何十回は焼いたであろうという代物。おそらくは登窯の中で酸化焼成され続けられた場所にあったのではと素人ながら考えるのです。
こちらに見られるたちざや(立匣鉢)は長年の薪の灰が高温によって溶け、ガラス状となって溶け、流れ出している。つまりビードロと言われる焼き物そのものです。
火鉢の歴史は古く、江戸時代より焼かれ、昭和の30年代まで登窯で焼き続かれてきました。この長い歴史の中でこのたちざや(立匣鉢)も何十年という年月の間に何十回、何百回と火を入れられ、火鉢を焼いてきた歴史の跡が見られます。
通常灰釉がビードロ化しましても、透明に近いビードロの焼きものになります。
現在でも穴窯で焼きますとこのたちざや(立匣鉢)の窯変を見ておりますとビードロが何十回、何百回と焼かれる間に飴色から焦みの色に変化していることがよくわかります。
聞くところによりますとこの焦みの色が現在究極の味となりガス窯で焼かれる今日、この色あいを表現することをみなさんめざしておられるとのことでした。
話は余談になりますが生子火鉢を焼かれたのでしょうか。その釉薬が一筋となって流れていることを「胡麻ダレ」と呼ばれているようです。
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