園主のフォト日記
2019年7月
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次に目指すは、昨年の今頃見つけました「カサゴケモドキ」の群落を確認へ。
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年末に一度降りました雪、その後、日陰にわずか残っている雪の跡です。
やはり寒い山の谷川です。
谷川に沿って、そう大きくはない田畑があるのでした。先史時代より人が住み着いた集落。
おそらくは稲作文化が我が国に伝わった時代より耕作されていただろうと思われる田んぼ。その生垣には苔が育っているのでした。
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シノブゴケがよく見られましたが、特に注目したのはスギゴケ、おそらくはウマスギゴケです。
ウマスギゴケは本来日陰、おそらくは明るい日陰~半日陰を好む性質の苔かと思われます。
一説には「日照を好む苔」のトップに列せられていますが、やはりシノブゴケとともに育っているということは、そうではないと考えられます。
そして、カサゴケモドキの生育地を訪ねることができました。
苔の生育地を観察するこの季節、通信販売も少し暇になることによって可能となるのですが、このカサゴケモドキここでしか見られないのです。いかに希少種かがわかります。
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そこにはツヤゴケとウマスギゴケが斜面の下部にびっしりと生育している姿が見られ、伏流水が多いところからその環境を好んでいることがわかります。
そしてカモジゴケも見られるのでした。
ツヤゴケは色素としてアントシアニンを含んでおりますので、秋とともに紅葉してきます。
苔の中では少し変わり種なのかもしれません。
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カサゴケモドキです。
シノブゴケの生育する環境を見ますと、かなりの日陰で湿潤を好んでいることがわかります。
このコロニー少なくとも何十年の月日は経ているのではと思われます。深山幽谷にひっそりと育つカサゴケモドキの姿でした。
このカサゴケモドキの周りには、やはりカモジゴケも見られ、山の斜面による水分補給がかなりあることもわかります。
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周りにはカサゴケモドキがたくさん見られ、「カサゴケモドキの楽園」と称しても良いのではと思われ、他所では見られないカサゴケモドキなのですが、オオカサゴケではなく何故カサゴケモドキなのかといった疑問も生まれてきます。
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周囲にはウマスギゴケ、或いはシダのヒカゲノカズラ等も見られます。 カモジゴケもこのように。
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そしてシノブゴケ、ウマスギゴケ、ヒカゲノカズラ等このように生育しているのでした。 このカサゴケモドキとお別れし、次いで案内していただくのは持山である谷へ。
そこにはシノブゴケが見られるのでした。
「ワサビ畑」を作られる予定で、山の斜面をブルドーザーで平らにされたのですが、数年後にはこのように。
元々シノブゴケがたくさん見られたのではと思います。
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その中でこのように育っています。 或いは一段高いところにはこのような風景も。
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シノブゴケの美しさを現したコロニーがあちらこちらで見られるのでした。
テラリウムの基本の苔として何とか普及したいものです。
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谷川沿いにはかなり成長したシノブゴケが見られます。 拡大してみるのですが、少し違ったシノブゴケに見えますが。
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斜面を削って平らにしただけに、始めに発生するのは苔。
ここではシノブゴケだったようです。
その上の斜面を観察しますと、コウヤノマンネングサが見られました。
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その斜面です。
アラハシラガゴケも見られますが、下部の生育に適したところにコウヤノマンネングサが見られるのです。
そう大きなコロニーではないのですが、育つ環境を理解するにはと思うところでした。

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