写真を使った園主の日記です。

2018年12月20日 苔・コケ販売  生育地を訪ねる(3) 於 京都 丹波高原

2019.01.17

2018年12月20日 苔・コケ販売  生育地を訪ねる(3) 於 京都 丹波高原 はコメントを受け付けていません

昨年も訪れた谷筋、苔の育つ環境を改めて再確認いたしました。
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道路から入って間もない谷筋、山の北側の斜面です。
シノブゴケがあちらこちらに生育しているのですが、岩場には特に苔が生え揃っています。
この岩場にはタマゴケが育っています。
先程訪れましたお宮さんの岩場と同一条件、何かタマゴケの育つ環境があるのか、不思議な思いがいたします。
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シノブゴケもよく育っておりました。
やはり夏でも日照条件が悪く、シノブゴケにとっては好条件のようです。
奥側から見たタマゴケの岩場です。
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この岩にはシノブゴケがよく育っています。
岩の組成が違うのか、或いは微妙な環境変化なのか、考えさせられます。
よく見ますと、イトゴケにシノブゴケが着生している姿が、
それにしても長年月を要しているような。
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木の株なのか、岩なのか、そこにシノブゴケが盛り上がるように育っている姿が見られます。 そしてすぐ近くにはヤマゴケ、アラハシラガゴケが木の株元に育っています。
ホソバオキナゴケよりもより暗く、より湿潤を好むのでしょうか。
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実は今回、改めまして観察したかったのはこのホウオウゴケの小さな谷筋でした。
ホウオウゴケが理想的に育っている環境なのか、谷筋に沿って上部にまで見られるのでした。
そして2タイプのホウオウゴケが見られるのです。
ホウオウゴケに混じって育っている小型のホウオウゴケ、多分トサカホウオウゴケではと思いながら、少しサンプリングさせていただきました。
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更なる拡大画像です。 このような混生があちらこちらに見られます。
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登って行きますと、このような場面も。 やはり2種混生です。
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実に楽しいホウオウゴケの楽園のような姿が見られるのです。 ホウオウゴケがここに至るまでに何十年と時は経ているのではと思いながら登っていくのでした。
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ホウオウゴケのアップです。 こちらはトサカホウオウゴケではと見るのですが、詳しくは鑑定に。
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登っていくにつれ、ヒノキゴケが育っているのでした。 実にきれいに生育しているヒノキゴケ、このような環境を考えますとかなりの水分或いは多湿を好むヒノキゴケの姿があるように思います。

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