園主のフォト日記
2019年1月
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茶畑が広がる和束町、以前は宇治茶の隠れた産地として茶業が主とした静かな農村でした。
ところが今やSNS時代、この隠れた産地が表舞台に訪れる人も多く、この農村も変わろうとしています。
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その茶畑の広がりを見渡せるところです。
やはり自然がたくさん残っている農村だけに、コケやシダも観察できるのでは。
以前よりお願いしておりました、案内いただける方を頼りに、この京都府南部を訪れました。
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まずはカミガモシダが群生する谷を御案内いただきました。
このカミガモシダ、何か環境を好むと見え、あるようでないシダです。
谷川に沿った林道沿いに、カミガモシダはその壁面にへばりつくように育っているのでした。
以前よりカミガモシダは水を好むシダであることは経験しておりましたが、この生育地を訪ねまして初めて理解できました。つまり、山に降る雨がこの壁面に浸み出しているのです。
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大木の杉の株元にもこのような群落が見られました。
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岩肌にも着生して育っているのでした。
これらの環境を考えますと、コケとよく似ており、水を好むシダであることがよくわかります。
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足元には側溝に水が流れ、山から染み出す水と合わせて空中湿度を高めております。
そのような環境に大型のシノブゴケが見られました。
かなり大きく見た目も美しい大型のシノブゴケ、オオシノブゴケ、或いはオオアオシノブゴケではと思われます。
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すぐお隣には違ったタイプのシノブゴケ、多分アオシノブゴケではと思われるシノブゴケが側溝沿いに広がりを見せています。
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やはりホウオウゴケが見られました。
多分トサカホウオウゴケかなあと思いながら、上のシノブゴケとの相性を見ております。
ここではまた違ったシノブゴケが見られるのでした。何かより締まった細かいシノブゴケです。
そのシノブゴケの上の斜面には、キジノオシダ、オオキジノオシダが見られました。
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そのキジノオシダと仲良く生育しているシノブゴケでしたが、よく観察してみますと、何か違うような感じがしないわけでもありませんでした。 それはといいますと羽を広げるように生長しているシノブゴケが見られました。
一筋の谷でも様々なシノブゴケが見られました。
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今回珍しいシダも御案内いただきました。
それはカミガモシダの生育地であるだけに、ヌリトラノオとカミガモシダの自然交雑種が見られるのでした。
その自然交雑種はアイヌリトラノオと命名されています。そして大きいのです。
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そのアイヌリトラノオの小株です。
環境が良かったのか、たくさん寄り添うようにして育っていました。
岩肌にしがみつくように育っているアイヌリトラノオです。
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大きな杉の大木の根元に育っているアイヌリトラノオです。
やはり岩場と違って栄養分があると見え、美しくよく育っています。きっと腐葉土の層に根を広げ、そこから栄養分を吸収しているのではと思われます。
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大きな一枚岩です。
そこにはマメヅタがびっしりと育っています。
そしてシノブゴケもやや痩せているよう育っています。
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その岩の下の方にはヌリトラノオとカミガモシダが着生するように育っている姿が見られました。

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