写真を使った園主の日記です。

2018年11月3日 苔・コケ販売 フルーツパックにて苔・コケを育てました。

2018.11.07

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スナゴケを大パックにて約2年です。その間色々なことがありました。例えばスタッフに水やりを任せるのですが、何の注意もいいません。

すると気温が高くなってくる季節であっても水やりは必ずしなければと思うスタッフ。

日中イッキにムレて茶色く変色。でも秋の長雨でその茶色くなったスナゴケも青々と活き返ります。

そのようなこともあってこの2年間の観察にて「初心者が失敗する原因と対策」も解説できるのではと思います。

「失敗は成功の基」とはよく言ったものです。

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ハイゴケ大パック。実は商品ページのハイゴケの解説の中の文末に、フルーツパックでのハイゴケの育て方の一文があります。(記載していない商品ページもあります)

それは2016年10月10日がスタート日。それから約2年間育ててきました結果がこの画像です。

但、後で解説するフルーツパック(中)に比較しまして育ちが悪く、途中で多少ムラしたのではと思います。

何しろこれも何も分からないスタッフに水やりを任せましたので。

指導が悪いと批判を受けるかもしれませんが、それを乗り越えて、失敗を見ているのです。

そのことがみなさまにアドバイスできる最大の強い経験となっています。そのようなことで2年間養生したハイゴケです。

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こちらはモリモリに育ったハイゴケ(中)パックです。もっと早いうちにこのような状態になっていましたので、実際には2年も費やすこともないかと思います。

でも2016年10月10日より、当方も解説するために努力をしております。

みなさま参考にしてくださいねえ。「苔は土がなくとも育つこと」をです。

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そしてひっくり返した底面です。実は何を意味するかといいますと、茶色くなった部分は老廃物であるということを解説したかったのです。

コケといえども植物です。生長していく途中には、常に老廃物を出し続けております。

その蓄積した老廃物を見ることが出来ます。この解説は本来培養土で解説したいのですが。

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ハイゴケの水栽培です。色々なブログ解説等見ておりますと、「ハイゴケの水中化」というブログがあったかと思います。そこで水栽培ができるか考えたのです。当初は失敗の連続。それは何かといいますと、気温との関係でした。

夏、気温の高いときに遮光率の低いネットを使いますと水温が上がり、ムレてしまったことでした。

それで気温を下げるために遮光率を上げますと水も煮えず、このように育ってくれました。

アクアリウム等で育つのは間違いないかと思いますが、それは室内にて水温が上がらないことによるのではと思います。

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オオスギゴケの水栽培です。やはり水を好みながらも水を嫌うコケです。コケ植物の中で本来の湿生植物はミズゴケだけということがよくわかります。水もたれして育ちがよくありません。

常に底面地下茎のところに水が流れている状態、或は湿った状態がよいのではと思われます。

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ムラサキミズゴケ4号丸カップです。カップの下部に小穴を開けております。つまり栽培容器代わりになります。

水をやっても必要量以上はこの穴から排出されますので、安心して育てられます。

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オオアオシノブゴケ4号丸カップの商品見本サンプルです。

夏の暑さに弱く、深山幽谷でしか見られない苔であることがよく分かります。

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そのオオシノブゴケの秋の生長です。レースのようにきれいに育っているのですが、春はこんなものではありません。

今後解説も加えていきたいと思います。

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