写真を使った園主の日記です。

2015年6月15日 多肉植物販売 緊急!謎の姫星美人・大型姫星美人に迫る。

2015.06.19

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このタイプは昨年販売しました姫星美人(ちょっと大きめの個体)です。
この姫星美人に対しては様々な意見があり当方も迷い、悩みましたが、やっとここへ来て明解な答えが出せました。つまり、ダシフィルムといわれるセダム マンネングサの和名につけられた名前が姫星美人だったのです。
それにて一品種の名前では無く、全体の和名だったのです。
そしてこの個体はダシフィルムの基本種であって、葉は対生であることからもわかります。
というよりよ私、園主の石田も最近目が悪くなり、
やっと花が咲くというよりも専門的に抽台するようになって、はっきりわかりました。弊園ではこれらの個体を「姫星美人 基本種」として今後販売したいと思います。
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この個体も昨年より、姫星美人として入手しておりました。
そして色々調べて見ますと「ライラックマウンド」であることもほぼ間違いないかと思われます。今後ライラックマウンドなるものが、
ヨーロッパでどのような取り扱いになっているかも調べてみたいと思います。
つまりこのライラックマウンドも、葉が対生であることから
基本種の中の亜種なのか園芸種なのかということです。
弊園では「姫星美人 ライラックマウンド」として今後販売したいと思います。
莟をつけ抽台することによりやっと対生であることが証明できました。
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こちらの鉢植えは、大型姫星美人として入手したものです。
当初、大型姫星美人とは、姫星美人の大型種と思っておりましたが、そうでは無かったのです。
というよりも、やっとこの季節抽台するようになりわかったのです。過去色々調べておりまして、学名 Sedum dasyphyllum var alternum Mare という変種がありましたが、
大型姫星美人と結びつかなかったのです。
つまり互生だったのです(目が悪くなったことにしておきます)。
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ところが弊園にてこの大型姫星美人を色々と育てておりますと、様々な個体があることがわかりました。
このポットは2種を寄せ植えにしましたものです。
このグリーンの大型姫星美人の抽台の様子です。
互生がはっきりわかります。
つまり基本種に対しての変種が大型姫星美人という和名だったのです。
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そしてこの赤紫色をした茎もやはり互生です。
この赤紫色をした茎のものをパープルヘイズと呼んでいるのか…このこともヨーロッパではどのように取り扱っているのか調べる必要があるのではと思います。
このグリーンの大型姫星美人は夏の間、さわやかなセダムとして鑑賞できるのではと思われます。
このタイプもパープルヘイズなのか、興味がわくところです。
いずれにしましても花の色が決め手なのか、語源を調べる必要がありそうです。
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園芸名 たまたんぱく(玉蛋白)として流通しております、ダシフィルムの変種です。
国際多肉植物協会発行の「多肉植物写真集」P.95にsedumの解説があり、その中の一つに姫星美人の解説がされております。
「…山草的に風通しよく育てる。葉挿してよく殖える。有毛の葉など様々なタイプがある。」とされており、
この有毛とは「たまたんぱく」そのものと考えられ、弊園では
姫星美人 3 「たまたんぱく」 として今後扱いたいと思います。
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そして最後に、弊園が大型姫星美人として今後販売する予定のポットです。今回、以上の解説で色々な疑問がかなり解決できてきたのではと思います。
今後さらに研究したいと思います。

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