園主のフォト日記
2019年1月
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コウヤノマンネングサの楽園を見つけました。
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辺りは暗くなり、帰ることに。
でも昨年も立ち寄りたいと思ったのですが、全くの暗闇にて引き返したのです。昨年より少し早く尋ねることができましたところ、やはりそこにはコウヤノマンネングサの大群落があるのでした。
ヒノキゴケも見られます。
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少し明るいところだけにコウヤノマンネングサも締まって育っている様子。
やはり環境によって育ち方も色々であることがわかります。
少し戻って山の斜面へ、そこにはウマスギゴケが見られました。
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次いでこの岩場にはヤマトフデゴケが見られるのでした。 京都府下ではヤマトフデゴケがあちらこちらに生育していることがわかってきました。
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そうこうする内に、辺りは暗闇になりかけてくるのでしたが、散策すると何と見たこともないようなコウヤノマンネングサの大群落。
来てよかったと内心微笑んだのです。
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足の踏み場のないくらい生育しているコウヤノマンネングサ、ここに至るまで何十年、或いは何百年と時は経ているのかもしれません。
次回は日中の明るい時間に訪れたいと希望して帰路に。

次に目指すは、昨年の今頃見つけました「カサゴケモドキ」の群落を確認へ。
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年末に一度降りました雪、その後、日陰にわずか残っている雪の跡です。
やはり寒い山の谷川です。
谷川に沿って、そう大きくはない田畑があるのでした。先史時代より人が住み着いた集落。
おそらくは稲作文化が我が国に伝わった時代より耕作されていただろうと思われる田んぼ。その生垣には苔が育っているのでした。
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シノブゴケがよく見られましたが、特に注目したのはスギゴケ、おそらくはウマスギゴケです。
ウマスギゴケは本来日陰、おそらくは明るい日陰~半日陰を好む性質の苔かと思われます。
一説には「日照を好む苔」のトップに列せられていますが、やはりシノブゴケとともに育っているということは、そうではないと考えられます。
そして、カサゴケモドキの生育地を訪ねることができました。
苔の生育地を観察するこの季節、通信販売も少し暇になることによって可能となるのですが、このカサゴケモドキここでしか見られないのです。いかに希少種かがわかります。
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そこにはツヤゴケとウマスギゴケが斜面の下部にびっしりと生育している姿が見られ、伏流水が多いところからその環境を好んでいることがわかります。
そしてカモジゴケも見られるのでした。
ツヤゴケは色素としてアントシアニンを含んでおりますので、秋とともに紅葉してきます。
苔の中では少し変わり種なのかもしれません。
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カサゴケモドキです。
シノブゴケの生育する環境を見ますと、かなりの日陰で湿潤を好んでいることがわかります。
このコロニー少なくとも何十年の月日は経ているのではと思われます。深山幽谷にひっそりと育つカサゴケモドキの姿でした。
このカサゴケモドキの周りには、やはりカモジゴケも見られ、山の斜面による水分補給がかなりあることもわかります。
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周りにはカサゴケモドキがたくさん見られ、「カサゴケモドキの楽園」と称しても良いのではと思われ、他所では見られないカサゴケモドキなのですが、オオカサゴケではなく何故カサゴケモドキなのかといった疑問も生まれてきます。
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周囲にはウマスギゴケ、或いはシダのヒカゲノカズラ等も見られます。 カモジゴケもこのように。
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そしてシノブゴケ、ウマスギゴケ、ヒカゲノカズラ等このように生育しているのでした。 このカサゴケモドキとお別れし、次いで案内していただくのは持山である谷へ。
そこにはシノブゴケが見られるのでした。
「ワサビ畑」を作られる予定で、山の斜面をブルドーザーで平らにされたのですが、数年後にはこのように。
元々シノブゴケがたくさん見られたのではと思います。
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その中でこのように育っています。 或いは一段高いところにはこのような風景も。
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シノブゴケの美しさを現したコロニーがあちらこちらで見られるのでした。
テラリウムの基本の苔として何とか普及したいものです。
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谷川沿いにはかなり成長したシノブゴケが見られます。 拡大してみるのですが、少し違ったシノブゴケに見えますが。
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斜面を削って平らにしただけに、始めに発生するのは苔。
ここではシノブゴケだったようです。
その上の斜面を観察しますと、コウヤノマンネングサが見られました。
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その斜面です。
アラハシラガゴケも見られますが、下部の生育に適したところにコウヤノマンネングサが見られるのです。
そう大きなコロニーではないのですが、育つ環境を理解するにはと思うところでした。

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次の目的地に向かって街道を走るのですが、いつも気になっているお宮さんがあります。 石塔にびっしりと育っているハイゴケ、このハイゴケは黄色、良く言えば黄金色に染まっているのです。
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その拡大写真です。
この黄金色のハイゴケ、弊園でも入荷するハイゴケの中に時折見受けられます。ところが管理しておりましてもなかなか青々と育ってくれず、御注文いただきましても夏場は色目が悪くつい置いてしまいます。ところが秋からこの季節には帰って黄色く染まるように変化いたしますので、それはそれで美しく、このタイプの活用はないものかと考えています。
桜の木でしょうか。
苔むした樹上に適度な湿度があることにより、シダが育つことになったかと思われます。都会では考えられない環境が、ここでは見られます。貴重な体験です。
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コウヤノマンネングサが生育する目的地に到着。
昨年と同様青々として育っています。
その拡大写真です。落葉は杉の木です。
やはり檜と違い、杉はの木は湿潤な環境を作り出す生態のようです。そして、その湿潤な環境こそが、コウヤノマンネングサが育つ条件です。

実はこの腐葉土層を通過する雨水が、微量でありますが栄養分を運び、常にコウヤノマンネングサをはぐくんでおり、常に青々とした姿が見られます。
以前にも書きましたが、海の牡蠣養殖には、山の植林が大事であることが知られていますが、その第一歩がコウヤノマンネングサです。
「コケには肥料が必要ない」と解説されている場合が稀に見られますが、やはりコケも植物の範疇、その解説は誤りではと思われます。

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こちらはツヤゴケです。
環境が良いのか青々としています。紅葉してほしいのですが。
谷川沿いに石垣が組まれ、その昔は畑に使用されていたのかもしれません。それが長い月日に住民もおられなくなり、今では植林されているのではと思いますが、その石垣にツヤゴケが育っているところを見ると、やはり排水が良いところに生育すると考えられるのでは。
そして空中湿度ではないでしょうか。
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倒木の上にはヒノキゴケが、山の北側の斜面だけに日照も少なく、やはりヒノキゴケが育つ環境のようです。
それだけで深山に来ていることがわかります。
石垣にもヒノキゴケがビッシリと。
年間通じて湿度が高いことがわかり、日照も少ない環境ではと。
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あちらこちらにコウヤノマンネングサが見られます。 そして道路を挟んで、山の斜面にはホウオウゴケが見られるのでした。
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少し小型のホウオウゴケです。
少々サンプリングをさせていただきました。鑑定の結果がどうなりますでしょうか。
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さあ、そのあちらこちらに見られるコウヤノマンネングサですが、斜面に見られるのです。
やはり山に降る雨水が伝わって、山すそを潤していることがわかります。
そして本来の目的の一つでもあったシダの斑入り?
実のところ昨年サンプリングさしていただきましたのですが、春の新芽は青々としているのです。それにて再度確認です。
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今回もたくさん見られますので、1株だけ採取。
後日専門業者に見せましたところ、「老化現象ですわぁ」とのつれない返事。「なる程」とうなずく当方でした。
シダの斑入りが専門でないだけに、これで一つ勉強いたしました。
その石垣に変わったコケがないかと降りますと、やはりホウオウゴケが見られました。
おそらくはできて何百年は経ている石組、そこに生育する小型のホウオウゴケです。
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そして谷川沿いにはシノブゴケがびっしりと見られます。
やはり空中湿度と日照が好む環境にあることがここでもわかります。
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いたるところに大きなコロニーではないのですが、ホウオウゴケが見られます。
生育環境がきびしいのでしょうか、大きなコロニーにはならない環境がそこにはあるということが実感され、自然に触れる思いがいたします。
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でもこのホウオウゴケを何とか芸術的に、撮影できないかと考え、「組み写真」風に、いかがでしょうか。

12月20日に訪れることを計画していましたが、行けず今回訪れることに。
一年ぶりのコケに出会えました。
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丹波高原といっても広いのですが、福井県側の深山へ。
そこへは必ず紅葉の名所高雄を通り抜けていきます。
季節は冬、紅葉シーズンも終わり訪れる人々も少なくなった高雄でしたが、海岸を思わせる岩に苔が育っている姿が改めて目に入りました。
苔はスナゴケのような感じがしますがはっきりとは…。
落葉した紅葉の姿を見る谷筋です。
美しかった紅葉も四季の移り変わりとともに静かに冬へと装いを変えています。
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ホウオウゴケがたくさん見られる砂防ダムを訪れることに。
一年後のコケはどのように変化しているか楽しみです。
川岸に石にはシノブゴケが着生するように育っています。
この環境がシノブゴケ、特にオオシノブゴケ或いはアオシノブゴケ等が好む環境であることがよくわかります。
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自然の雨と空中湿度だけで育っているシノブゴケ、何とか皆様に色々な情報をお伝えしたいと思うのですが、テラリウムには最適なこれらのシノブゴケの活用法を現在考えておりますので、お楽しみに。 そして違った場面では医師にホウオウゴケが多分トサカホウオウゴケではと思われるのですが、このような着生した状態がやはりテラリウムのヒントになるのでは。
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ホウオウゴケが着生するように生育しているダムです。
コケを観察する側にとってはありがたい砂防ダムをよくぞ作ってくれたものと思います。
びっしりと着生したホウオウゴケ。
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その拡大画像です。
トサカホウオウゴケのようですが、最終的には鑑定に。
倒木にもホウオウゴケが育っているのでした。
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ふとよく見ると、別のコケもホウオウゴケに混じって砂防ダムに育っているのでした。
今まで目に入っていても気づかずにおりましたが。
足元には倒木にシノブゴケ、テラリウムを考えます時に、参考となるロケーションが見られるのでした。
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いよいよテラリウムの解説もしたくなるようなシノブゴケの倒木に生育する最適なヒントを与えてくれています。 やはり倒木にシノブゴケとホウオウゴケのコンビネーション。
テラリウムを考えますと理想的です。
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昨年と同様ホウオウゴケに混じって生育するコタニワタリの姿が見られます。 フトリュウビゴケが地面に土の上に生育する珍しい生態が見られました。
この辺りは水はけが良いのかもしれません。
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杉の木の根元に生育するアラハシラガゴケとそこに育つツルヤブコウジの赤い実をつけたコラボが何とも言えません。 砂防ダムの上を歩きますと、シノブゴケがよく育っていました。
多分アオシノブゴケではと思いながらサンプリング。
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どうです。
きれいに育っているシノブゴケです。
アップすればする程きれいに見えるシノブゴケ。より活用法を考えねばなりません。
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いつものように辺りを散策。
そこにはカモジゴケとやはり赤い実をつけたツルヤブコウジのコラボ。自然ならではのロケーションです。
斜面に生育するカモジゴケです。
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何十年と育ったコロニーです。 その美しさは「羽毛のごとく」の有様。人気の苔の一つでもあるのは何となくわかる気がします。
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近くにはヒノキゴケが。
少し水はけが好過ぎてヒノキゴケには苦手な環境では。
コウヤノマンネングサも昨年同様見られました。
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でもその生育数は多いとは言えず、ヒノキゴケ動揺生育環境に適していないと思われます。 でも石の上に育っているコウヤノマンネングサを見ることができたのですが、やはり密集度は少なく、もう少し湿度があればと思われました。
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昨年は胞子が見られなかったクジャクゴケでしたが、本年は環境が良かったのか、胞子がよく観察できました。 どうです、胞子がよく育っています。
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俯き加減に育っている胞子の愛嬌も中々のもの。 そして千本立とはいえませんが、このような胞子の姿もまんざらではないような気がいたします。
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チョウチンゴケの生育するコロニーに出会いました。 このチョウチンゴケも色々な種類があって、分類は大変な作業になるのではと思います。
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杉の木の皮でしょうか。
その上に育っている美しい苔がありましたので、種類は不明なのですが、勉強不足がこのような場面に。
帰り際にやはり石の上シノブゴケのコロニーに。
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そこにはきれいに育っているタイプの違うシノブゴケの姿がありました。
トヤマシノブゴケのような感じがいたしますが断定はできません。

久しく訪れることのなかったフリーマーケットに行くことに。
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山野草を主体に市内を回っておられる小張さんです。
季節の山野草はいつも人気のようです。
こちらは多肉植物を専門に扱っておられる竹田さん。
色々と教えていただいております。
秋から少し時間が取れるようになり、京都府下、和歌山県下の山々を訪ね、苔、シダ等の観察に。
すると、ある苔とシダはコンクリート壁に決まって生育する姿が見られました。そこにはやはりカルシウムを好むのかとも思われました。
決してアルカリ性を好んでいるわけではないのですが。
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そのようなことで、早々に知人の業者に和歌山県串本の海岸に行って、サンゴのかけらを拾っていただきました。

基本的には植物は弱酸性でないと生きて行けませんので、ヨーロッパの石灰岩地帯に生育するクリスマスローズの各種原種でも、腐葉土層に根を張るのは当たり前の話なのですが、当初そこには根が空気を好んでいるのではと考えておりました。
それにて弊園ではその土には粒度に応じて1号~4号の各サイズを販売しております。

但我国でも福寿草は秩父地方に多く見られ、当方の営業しております京都大原野の山でも生育が見られます。「出灰」「灰方」という地名の通り、昔は石灰が産出されたようです。
そしてもう一つのキンポウゲ科のセツブンソウは、滋賀県では伊吹山の麓であったり、広島県には大群落が、もちろん秩父にも。そこにはやはり大石灰岩地帯が広がっています。

そのようなことで、チベタヌスにも微量のPPM単位のカルシウムということで、サンゴを置くことにしました。
遠くチベタヌスの咲く山々はやはり、石灰岩地帯ではと思うのですが…

山の南側の斜面の観察
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昔はこの橋を渡ったであろう丸太橋。
そこにはやはりハイゴケが育っているのでした。
ハイゴケはシノブゴケに比べてより明るいところに見られるだけに、陽の光がよくあたる南側に生育している姿がよくわかります。
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そこに育っている杉の木の株元にはアラハシラガゴケが木の陰になるように育っているのでした。北の斜面ではより明るいところ、南の斜面ではより暗いところと、好む環境がよくわかります。 そして丸太橋の下を覗くと、日陰となるところを選ぶようにホウオウゴケが見られるのでした。
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そのホウオウゴケです。
小型でトサカホウオウゴケではと思いますが、やはり水分補給が少ないだけに大きなコロニーにはなりにくいのでは。
そしてその辺りにはシッポゴケであろうと思われるコケが見られるのでした。
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更に奥へ入って行きますと切り株にはフトリュウビゴケがこのように見られるのでした。 杉木立の中を見て回りますと、きれいなシノブゴケが見られました。
より青く、そして大きいのです。
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拡大してみるとそれはそれはより美しく、レース状に広がって育っている姿が見られました。
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やはりかなりの多湿であったのか、近くではオオカサゴケが見られるのでした。 そう大きくはないコロニーでしたが、少し暗すぎるのかとも思われました。
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それでも毎年落ちる杉の葉の間から新芽が育っているオオカサゴケです。 そしてそこには、上流から谷川の水を引いているパイプがあったのです。その上にアラハシラガゴケが育っており、コケには根が無いということがよくわかる場面です。
自然の雨水と空中湿度だけで育つアラハシラガゴケ、何か育てるポイントが見られるのでした。

昨年も訪れた谷筋、苔の育つ環境を改めて再確認いたしました。
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道路から入って間もない谷筋、山の北側の斜面です。
シノブゴケがあちらこちらに生育しているのですが、岩場には特に苔が生え揃っています。
この岩場にはタマゴケが育っています。
先程訪れましたお宮さんの岩場と同一条件、何かタマゴケの育つ環境があるのか、不思議な思いがいたします。
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シノブゴケもよく育っておりました。
やはり夏でも日照条件が悪く、シノブゴケにとっては好条件のようです。
奥側から見たタマゴケの岩場です。
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この岩にはシノブゴケがよく育っています。
岩の組成が違うのか、或いは微妙な環境変化なのか、考えさせられます。
よく見ますと、イトゴケにシノブゴケが着生している姿が、
それにしても長年月を要しているような。
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木の株なのか、岩なのか、そこにシノブゴケが盛り上がるように育っている姿が見られます。 そしてすぐ近くにはヤマゴケ、アラハシラガゴケが木の株元に育っています。
ホソバオキナゴケよりもより暗く、より湿潤を好むのでしょうか。
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実は今回、改めまして観察したかったのはこのホウオウゴケの小さな谷筋でした。
ホウオウゴケが理想的に育っている環境なのか、谷筋に沿って上部にまで見られるのでした。
そして2タイプのホウオウゴケが見られるのです。
ホウオウゴケに混じって育っている小型のホウオウゴケ、多分トサカホウオウゴケではと思いながら、少しサンプリングさせていただきました。
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更なる拡大画像です。 このような混生があちらこちらに見られます。
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登って行きますと、このような場面も。 やはり2種混生です。
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実に楽しいホウオウゴケの楽園のような姿が見られるのです。 ホウオウゴケがここに至るまでに何十年と時は経ているのではと思いながら登っていくのでした。
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ホウオウゴケのアップです。 こちらはトサカホウオウゴケではと見るのですが、詳しくは鑑定に。
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登っていくにつれ、ヒノキゴケが育っているのでした。 実にきれいに生育しているヒノキゴケ、このような環境を考えますとかなりの水分或いは多湿を好むヒノキゴケの姿があるように思います。

あるお宮さんで、昨年は訪れた12月27日、その日は雪でうまく撮影できなく、再訪することをこの一年待ちに待ってのことでした。
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本年は朝から小雨模様、このお宮さんを訪れた時には小雨も止み、雨の後だけに苔もよく見えてくれました。
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境内には亀石と思われる石が配置してあるのですが、長年の月日にハイゴケが良く育っているのでした。 そのハイゴケです。
ハイゴケも色々なタイプがあるのですが、どうもその分類は難しそうです。
それはそれとして、このハイゴケ自然の雨と空中湿度だけで育っていることがよくわかるよい見本です。
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昨年より気になっておりました山際の苔、山に降ったあ雨水が浸みるところ限定で生育しています。 緑の濃い色をした苔はどうもカモジゴケかと。
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緑の薄いところはシッポゴケと思われるのです。 ビロードの美しさが目に見え、よい環境に育っていることがわかります。
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摂社の脇にはヒノキゴケが育ち、石垣にはウマスギゴケが育っているのでした。 反対側にはヤマトフデゴケが見られるのでした。
このヤマトフデゴケも雨水が浸みだすところがどうも好みの苔のようです。
ウマスギゴケが見られたりカモジゴケがあったりで、観察には楽しいお社です。
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そのカモジゴケです。 摂社の足元にはウマスギゴケ、フトリュウビゴケ、それにヤマトフデゴケが見られました。
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美しさに輝いているヤマトフデゴケ そしてフトリュウビゴケです。
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遅くなりましたがその摂社の御紹介です。
やはり雪が多い地区だけに雪から守ることが考えられ、大事にされているお社です。
砂利を敷いた境内ですが、ヤマトフデゴケがあちらこちらに見られ、好適の環境なのか。
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石垣には「苔むす」といわれる通り、ウマスギゴケとフトリュウビゴケでしょうか。
それにシダとびっしり育っています。
ここにはコケシノブが見られました。
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そして長年育ったシノブゴケもこのように。 これはウマスギゴケがきれいに揃って育っているのではと思うのですが、
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山の岩にきれいに育っているタマゴケです。
空中湿度の条件が良いのか、理想的に育っているような。
イトゴケです。
境内のツツジに低く着生した状態です。
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境内のやはり山際にはツヤゴケでしょうか。 ツヤゴケにも色々なタイプがあるようですが、分類までには少し時間がかかりそうです。
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山の壁面の切り立った岩を見上げますと、やはりタマゴケが着生しているのでした。
タマゴケの育った環境を考えさせられる岩場です。
きっと水が染み出すということと、やはり空中湿度でしょうか。
このような神仙ともいうべきところに農耕の神を祭ったのは自然のことだったと思われます。

本日は朝より曇天、紅葉の美しかった高雄を過ぎた頃より雨模様。
その中で昨年2回程訪れました谷を再度訪ねました。
ところが、よく観察しますと代表的な苔が何でも見られるのでした。
ここへ来ればあちらこちらへ行かなくとも簡単に観察できるのでした。
貴重な苔生育地です。
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昨年はまったく気づくことのなかったコウヤノマンネングサが生育していることでした。
しかも道路脇にです。
早速車から降りまして観察することに。
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やはり夏の涼しさと水分の豊富さでコウヤノマンネングサと同じような条件のシノブゴケが生育しているのでした。
このシノブゴケは夏の涼しさを求めるアオシノブゴケではと思えます。
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ところがシノブゴケだけではなく、コツボゴケらしきものが見えるのです。
初めて見ることのできましたコウヤノマンネングサとコツボゴケの共生です。
コツボゴケも夏の涼しさと水分を要求することは同一条件だけにこれはこれで納得です。というよりも新しい発見ですねぇ。
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そのコツボゴケです。
このコツボゴケも色々な変種がありますので今後勉強しなければなりません。
どうです きれいに育っているコウヤノマンネングサ、もう冬ですから夏の青さはありませんが、意外やそれでも青々としておりました。
やはりミネラル豊富な腐葉土層を通過した雨水がこのコウヤノマンネングサに最適な生育条件を供給していることがわかります。
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ただ、このコウヤノマンネングサ、少し草丈が低いことが気がかりでしたので、少しサンプリングさせていただきましたところ、下にはアスファルトの地面がでてくるのでした。成程です。
やはり成長期には供給される水量が少なく、それで思うように育っていないことがわかりました。
谷川とは反対の人の斜面に目を移しますと、クジャクゴケが側溝に見られるのでした。
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その側溝をよく見ますと、クジャクゴケ以外にも少し小型のトサカホウオウゴケらしきホウオウゴケが育っているのでした。
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そしてその斜面にはコウヤコケシノブが見られるのでした。
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その反対側の谷川側の地面を見ますと、今度はコウヤノマンネングサとオオカサゴケの共生です。
こんなこと有り?といいたいぐらい珍しいこと初めてです。
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そんなことで、ここではオオカサゴケも見られるのです。
みなさまには案内したいところNo.1です。
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そんなことでもう少し変わったコケはないかと探しておりますと、期待は裏切らないものです。
コウヤノマンネングサとは少し趣が変わっているなあとよく見ますと「フロウソウ」です。
コウヤノマンネングサとの陰に隠れて少し人気はないのですが、でも育てますと、よくできましたフロウソウを見ますとまるで別物に見えます。
もっと人気が出ても良いのかもしれません。
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このフロウソウこの12月頃になりますと新旧入れ替わる季節です。
育てておりますとよくわかるのですが、11月頃より新芽が吹いてくるのです。
自然でもそのようなことが起こっています。
小さな可愛らしい新芽がたくさん顔を覗かしています。
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そのようなことで反対側の山の斜面の側溝を観察しますと、クジャクゴケ風に広がったコケを見ることができました。何ゴケか知らないことだらけです。 その側溝を見て歩きますとフトリュウビゴケでは。
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そしてムクムクゴケも見られるのでした。
このムクムクゴケは夏はかなり涼しいところを好みますので、この辺り一度夏の季節に訪れてみたい思いがいたします。
そのムクムクゴケを上から見たところです。
山の斜面からの雨水が伝わっていることがよくわかります。
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そしてその奥にはミズゴケが、多分オオミズゴケが生育しています。 厳密に言いますとコケ植物の中で唯一の湿生植物であるミズゴケが育っているということは、やはり年間通じてそれだけの水分補給があるということになります。
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斜面を見上げますと、フトリュウビゴケが目に付くのでした。
このフトリュウビゴケは空中湿度がかなり必要な特徴であることがよくわかります。
その下の水路にはやはりフトリュウビゴケとヒノキゴケが見られるのでした。
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そしてその奥の斜面にはコウヤノマンネングサが再度見られるのでした。
よく見ると多分アオシノブゴケが見られ、同一の環境を好むことがわかります。
テラリウムにはやはり両者を使用することをおすすめいたします。
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時間もあまりなく、引き返すことに。
谷川に沿った山道を下りますと「稲荷明神」が祭られていました。
多分この大木に神が宿るとされ、この山を守ってくれる神を稲荷明神に託したものと考えられます。
そんなお稲荷さんを祭ってある台座の石にもシノブゴケが育っているのでした。
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その反対の苔むした山の斜面を見渡しましたところは、急斜面だけに落葉が積もれず、腐葉土の層にもできず、そのようなところに苔が育っていることがよくわかります。 そこにはシノブゴケとクジャクゴケが見られるのでした。
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このクジャクゴケを観察することに。 胞子の出ているクジャクゴケ、やはりその胞子から見てクジャクゴケに誤りはなさそうでした。
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この胞子をきれいに、そして特徴がわかるように撮影するのでしたが、いかがでしょうか。
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谷川にはムラサキシキブが見られるのでした。
紫の実がなる秋の人気種ですが、自然のものを見る機会も少なく、記念にと思いました。
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辺りにはイトゴケ、キヨスミイトゴケが見られるのですが、大きく育っている様子もなく、このイトゴケも空中湿度だけでなく、その他の環境があるのかもしれません。
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倒木には「きのこ」に混じってホソウリゴケのような青い美しいコケが育っているのでした。 そしてシッポゴケと思われるコケも見られるのでした。
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山の斜面にはタマゴケが、そしてショウジョウバカマがうずもれるように育っているのでした。 シノブゴケも道沿いにたくさん見られるのでした。
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いろいろな個体があるように思えるので、サンプリングをさせていただきました。
深山に育ったシノブゴケにはどのような種類があるのか楽しみです。
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里に下りてきますと、山水画の世界が見られるのでした。
普段見られる風景でないだけに恵まれた観察日和です。
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途中次の谷へ訪ねる合間に道の駅へ。
昔懐かしい京都ならではのしめ縄が販売されていました。
そして道の駅の中には、それこそ今では見られることが無く、「釜戸炊き」と言葉が死語となっている釜戸の写真が飾られていました。
京都では「おくどさん」と親しみを込めて呼んでいました。
この燃料である「薪」を燃やした炭を火鉢に移し、本来の黒炭の種火にしたものです。
そのように実家で行われていたことを思い出しますと、当方も老いたものだと思い知らされる昨今です。

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