園主のフォト日記
2016年11月
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お訪ねしました日は、長生蘭の製作の日でした。
弊園は元は長生蘭、セッコクの通信販売をやっていただけに懐かしさも手伝って見入ってしまいました。

右側は機会ロクロ或いは水コテと通称呼んでいます石膏の型に粘土を入れ、中からコテで掬い上げて原型を造られたところです。柔らかい粘土の石膏の型を使うのがミソです。
つまり水分を吸収してくれて、型から抜くところではそれなりの固さになっているのです。

ですから石膏の型が水分を吸収してくれる量しか生産ができないのですが。

左側は更に少し時間を置いてからロクロにその抜いた粘土の鉢を下向きに置き、コテを使用し削りを入れた原型です。
縁も削られ、吊枠等にかけやすく、底穴も大きな穴となって、全体に乾きやすく造られています。

この削りは昔はより薄くなっていたようにも思いますが、耐久性がそれだけ短くなるきらいがあり、少し厚くなってきているようにも思います。

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先に作られていました春蘭鉢です。
同じように作られた型から抜いた原型に足をつけ、更に乾燥させているところです。

この乾燥が不十分だと窯入れしたときに破損してしまいます。

そして窯入れされた春蘭鉢、下段には長生蘭(セッコク鉢)です。

焼成温度は800~900℃で焼かれ、素焼き鉢として出来上がります。
この後黒釉薬の上薬をかけ、再度焼かれると通常の楽鉢として販売されます。

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火鋏です。

何をするかといいますと、昭和40年代初期まで創業以来、京都の楽焼きの技法である内窯で1鉢1鉢この火鋏で一日中火が燃えている中に取り入れたり、取り出したりする道具です。大きな火鋏です。

そしてこの火鋏の「ハサミ跡」でその窯元がわかるようにもなっています。

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工場の隅っこに置かれていた内窯のサヤです。
内窯にこのサヤを入れ、その間に炭を入れて燃やすのです。

このサヤは京都の楽焼きに比較して大きいのですが、大きな鉢を焼くためにこの大きさが生まれたと思われます。
そして古いサヤの底には昭和27年の製作月日が彫られていました。

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破損した春蘭鉢がありました。
削りを入れた鉢の肉厚です。
楽土を使い薄く作られているため軽く、通気性も良く、そして楽茶碗由来の断熱性もあり、鉢内がムレにくい特性を持っています。
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他のミセバヤが咲き終わるにつれ、この鉢だけが遅くに咲いてきました。 三重県産のチャボツメレンゲが休眠を始めてきました。
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10年程前に一世を風靡した太公望でしたが、今回はスナゴケで再現しました。というのも末永く楽しむことができるからです。
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同じくスナゴケの苔盆栽の上に都鳥の添配を配しました。この都鳥、先日の盆栽大観展で入手したものですが、今は作る人もいなくなったのですがそれもかなり古い作品のようでした。
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信楽焼きの舟形の植木鉢で太公望を再現しました。なかなか難しい鉢で使用するのに考えさせられていたのですが、苔ならこのように。

でも聞くところによりますと生産は止められたとか。

この五重の塔を配した苔盆栽はいかがでしょうか。スナゴケなら長く楽しめますので今後ヤマゴケに代わってよいのではと思います。

鉢は竹鳳です。

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同じく竹鳳の「くらま」風の鉢です。草原のイメージをスナゴケで再現し、そこに白馬2頭を配しました。

いかがでしょうか。

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御夫婦で営んでおられる盆栽店では、盆栽よりも苔玉を見るのが楽しみになってきました。
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五葉松の苔玉です。 モミジの苔玉、きれいですねぇ
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スイレンボクです。
何でもできますねぇ
ビナンカズラです。
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大実のヤブコウジでしょうか これこれと思ったのがスギゴケと軽石です。
弊園でも試作しておりますがなかなか良いものです。
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ロウヤ柿の苔玉
秋らしくてよいものです。
こちらは小品盆栽です。
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久しぶりに来ましたので本殿へ参拝しなくてはと思い、縁日もそこそこに参門を入りますとそれはそれで広い境内に梅を始め様々な樹木が植えられています。
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本殿前です。立派なお社です。
たしか豊臣秀頼が寄進したという覚えがあるのですが
お参りをしまして本殿を回りますと、奥の摂社には大きなイチョウの木の紅葉があまりにもきれいでした。
10年程前、ある見本市会場でお話しする機会があり、
その折、見元さん「現在クローバーの改良をしていますのや」とのこと。
近頃はお会いすることもなくなりましたが一度販売させていただきました。
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見元園芸作の「天使のドレス エレガンス」です。 同じく「天使の羽 レモン」です。
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同じく「天使の羽 リップ」です。 同じく「天使の羽 オープンハート」です。
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開封後その日に植えつけたチベタヌス。
大観展も終わりやっとリストアップです。

中々の良株でしたのでスリット鉢に植えましても中々のものです。そして弊園謹製「クリスマスローズの土・山野草の土 3号」で植え込みましたが、やはり土が良いと見た目もかなりの高級感がいたします。

6号スリット鉢のロングタイプに植え込み、後は受注を待つのみです。
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あの根の立派な株のチベタヌスも植え込まれますと、これこの通りです。 そして7号ロングスリット鉢に植え込まれ一段とよく見えます。

お客様のところで毎年花が咲いてくれますように。

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会場中央に飾られていました「内閣総理大臣賞」受賞の作品です。 開場前にお世話される方々も大変です。
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開場風景です。
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下草にビロードシダの作り込みが飾られていました。 ミセバヤです。
花が咲いていますと何ともいえません。
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本年も昨年に引き続きシダを中心に出店いたしました。
たくさんの御来店並びに御来場、厚く御礼申し上げます。
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遠く中国奥地より掘り上げられ、我国へ来ましたチベタヌスです。 箱を開けましたところの大株のチベタヌスです。
少しひっくり返っているようにも見えますが。
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引っ粉から出したところです。
中々良さそうなチベタヌスです。
箱から出し、並べましたところです。
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水洗いしました株です。
かなりの良株の様子。
根もこのようにいっぱいあります。
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この株も上々。 そしてこの根。
立派としか言いようがありません。
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エケベリア アガボイデス クリスマスです。
小型のアガボイデス、3号のポットで育てておりますが、コンパクトタイプ或いはミニアガボイデスといった感じの種類です。
子吹きも見られ、或いは中にはより紅葉するタイプも見られます。
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エケベリア ルドルフNo.3です。
丈夫で一夏で大きく育ちました。耐暑性のあるエケベリアです。
成長点がきれいで、この個体は覆輪ぽく見える優れものです。
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エケベリア アガボイデス アクアマリンです。
育てておりますとよくわかるのですが、「紅葉しないアガボイデス」の特徴が見られます。
現地での発見当時、数ある野生種の中で目立つ存在だったのかもしれません。現在弊園にて育てておりますとやはり個体変異があり、現地で何個体かあったのか、それとも実生されたものか不明です。
若干色づくものは弊園では「ムラサキ」として少し分けています。
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紅葉のきれいなエケベリア オリオンです。
このオリオンも入手ルートが異なりますと、その性質も変わると見え、このオリオンはこのように子吹きがよい系統です。爪のきれいな、というよりも当方から見ると紅覆輪ですねえ。
魅惑の宵です。
エケベリア アガボイデス リップスティックという英語名で呼ばれています。秋とともに紅葉してきましたが、個体変異があり一説には実生ではと疑問を持たれています。当方の考えでは少し違った感じがしますので、別の機会に詳しく解説したいと思います。
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エケベリア ドミンゴの紅葉系の株です。
カンテが片親とのことですが、夏の蒸れには強く耐暑性抜群のエケベリアです。
カンテと比較して人気は今一歩ですが、カンテを作れない方はこのドミンゴで充分かと思われます。
紅葉しないドミンゴ。
白粉のきれいなタイプと思います。
紅葉するタイプとそうでないタイプはやはり親伝来かと思います。
今後より調べる機会があればと思います。
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