園主のフォト日記
2017年12月
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清水寺の参道。
さすが人気スポットだけあって人、人、人、、
その参道に朝日堂さんが営業しておられました。
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入口の通路には清水焼品々が手を取れるよう置かれていました。
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そして愛嬌のある信楽焼タヌキの数々。
これも和みの空間です。
正面にはクラフトショップ朝日陶庵の入り口があります。
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アートサロン くら」は建物の右側にありました。 入口正面には楽焼の水指が飾られており、やはり楽焼と茶道は切り離せないものと感じました。
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蔵を改造したギャラリーには香炉の品々、歴代の作品を勉強されながらオリジナル作品を創り出されているのではと… 楽焼伝統の獅子の香炉を始め花入れなど飾られていました。
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通路側の出窓には楽茶碗が、多分力作なのでは。 営業しておられる本館と旧蔵の間を昔は庭であっただろうというところを、現在はギャラリーにされ展示場とされています。
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短冊屋(和楽)さんから独立されたのがこの8月ということで、ここで窯を築かれたのが9月のこととか。お訪ねしたところ焼き物工房で見られる製作現場とちっとも変わらずお元気で製作しておられました。

そして一番目に入ったのが、この「窯」でした。
お尋ねすると楽茶碗を焼成する窯とのことで、その窯を見せていただきました。

楽焼きは登窯で焼くのではなく、家の中で焼き釜も小さいのですが、これを「内窯」といいます。

楽焼きはどうも桃山時代には確立されていたようですが、このような窯が土中に埋められ火鋏で作業がやりやすいように工夫されていたかと思います。

下の口は「ふいご」で風を送る口です。

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中を覗きますと楽茶碗が1個入るサヤと、その周りに備長炭をいれるスペースがあります。

楽焼きは「急熱急冷」という焼き方をされるのですが、一日中次々と茶碗を焼き続ける方法として、この炭を使った内窯は合理的な焼き物であることがわかります。

すのこを外した底です。
鞴で送風され焼成温度を一気に上げる構造がよく分かります。一気に温度を上げることにより茶碗は真っ赤になり、釉薬が溶け出した頃を見計らって火鋏で取り出します。

そしてその真っ赤になった茶碗を水の中に一気につける急冷です。
この楽焼きは急熱急冷をしても破損することも無く焼き上るので不思議としかいいようがありません。

その楽茶碗の技法が今日三河楽焼植木鉢に伝承されていることが京楽焼きといわれている由縁です。

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この窯で焼かれた黒楽茶碗です。
釉薬は加茂真黒、つまり京都市内を流れる加茂川(鴨川)の上流で採取される黒い石、これを真黒といい、水石・庭石の世界では「加茂七石」の一つに数えられ、石の世界では横綱とされています。

その真黒石を釉薬に使っているのは桃山時代より受け継がれています。

この作品は釉薬が透けすぎたのか、窯変も出ていますので目を凝らして見てください。

楽焼きに使用される「火鋏」です。

京焼の楽焼は窯も小さく、使用される火鋏も意外と小型でした。

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お訪ねしました日は、長生蘭の製作の日でした。
弊園は元は長生蘭、セッコクの通信販売をやっていただけに懐かしさも手伝って見入ってしまいました。

右側は機会ロクロ或いは水コテと通称呼んでいます石膏の型に粘土を入れ、中からコテで掬い上げて原型を造られたところです。柔らかい粘土の石膏の型を使うのがミソです。
つまり水分を吸収してくれて、型から抜くところではそれなりの固さになっているのです。

ですから石膏の型が水分を吸収してくれる量しか生産ができないのですが。

左側は更に少し時間を置いてからロクロにその抜いた粘土の鉢を下向きに置き、コテを使用し削りを入れた原型です。
縁も削られ、吊枠等にかけやすく、底穴も大きな穴となって、全体に乾きやすく造られています。

この削りは昔はより薄くなっていたようにも思いますが、耐久性がそれだけ短くなるきらいがあり、少し厚くなってきているようにも思います。

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先に作られていました春蘭鉢です。
同じように作られた型から抜いた原型に足をつけ、更に乾燥させているところです。

この乾燥が不十分だと窯入れしたときに破損してしまいます。

そして窯入れされた春蘭鉢、下段には長生蘭(セッコク鉢)です。

焼成温度は800~900℃で焼かれ、素焼き鉢として出来上がります。
この後黒釉薬の上薬をかけ、再度焼かれると通常の楽鉢として販売されます。

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火鋏です。

何をするかといいますと、昭和40年代初期まで創業以来、京都の楽焼きの技法である内窯で1鉢1鉢この火鋏で一日中火が燃えている中に取り入れたり、取り出したりする道具です。大きな火鋏です。

そしてこの火鋏の「ハサミ跡」でその窯元がわかるようにもなっています。

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工場の隅っこに置かれていた内窯のサヤです。
内窯にこのサヤを入れ、その間に炭を入れて燃やすのです。

このサヤは京都の楽焼きに比較して大きいのですが、大きな鉢を焼くためにこの大きさが生まれたと思われます。
そして古いサヤの底には昭和27年の製作月日が彫られていました。

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破損した春蘭鉢がありました。
削りを入れた鉢の肉厚です。
楽土を使い薄く作られているため軽く、通気性も良く、そして楽茶碗由来の断熱性もあり、鉢内がムレにくい特性を持っています。
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