園主のフォト日記
2017年10月
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ミズゴケ編
1.弊園に入荷しましたのは4月頃だったかと思います。そのミズゴケ「はあまり状態の良くない「育っていないミズゴケ」でした。
多分自生地は水分が少ない状態で育っていたかと思います。
2.その後弊園にて管理したミズゴケです。
底にビニール一枚敷いただけの極めて簡易的な育て方ですが、水さえあれば育つことがわかります。
つまり、ビニールに張った水が多いことが要求され、水を好むコケであることがわかります。
3.このミズゴケの種類は不明ですが、中目くらいの大きさかと思われます。
4.そして育ったミズゴケを裏返して底面をみますと、採取時の砂が若干付着している以外、根らしきものも無く、
ただ単に水を吸って 育っていることがわかります。
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先日滋賀県の山で採取した生ミズゴケのゴミ取りは大変な作業でしたが、
トレーにビニールを敷き定期的に水やりです。
そしてこれが2L入りの生ミズゴケです。従来サギソウを育てるのにピッタリのコラボでしたが、
近年テラリウムの普及とともに販売のチャンネルは広がったように思います。
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こちらはムラサキミズゴケです。
あるところにはあるのですが、この苔も育ててみると色がこのように紅葉したりしなかったりです。もちろん夏の間は青々して育っていますが。
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滋賀県のある場所に自生しているとのことで案内いただきましたミズゴケの自生地です。
長さ20cm前後には育っています。
横には谷川の水が流れています。そう深い谷ではなく、空中湿度があって日陰で、
水分を含んだ土地に自生がみられるのでしょうか。
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倒伏した木にはシノブゴケらしきものが自生しています。
やはり水はけを好んでいるのかもしれません。
いたるところにミズゴケが見られます。枯葉もそれなりに、自然のことですからいたしかたなく、
持ち帰って掃除が大変なことは想定内ですが。。
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やや明るいところのミズゴケ、少し焼けています。ミズゴケの休眠期は仕方が無いのですが、
もちろん夏の成長期は青々として育っているかと思います。
やはり暗いところは日光が弱く、しかも霜も当たりにくいのか青々しています。
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より明るいところは紅葉しています。この休眠期の色具合でミズゴケの種類も
ある程度判るのかと思いますが、当方はミズゴケといえばミズゴケです。
ミズゴケを採り終えて道路に戻ってきますと、銀苔といわれる
盆栽の張り苔に使われる苔が見られました。
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そしてビロード苔です。こちらは正月の松竹梅の張り苔に使用されます。
好日性の苔ですが、夏の暑さには弱い苔です。
スギゴケがいたるところに見られるのですが、そこにはシカのフンが。。
野生の鹿が見られたなら感激しますが、どうも夜行性のようです。
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山の斜面には自然のスギゴケの自生がみられます。
全体に見られるのではなく、一部によく育ち、他には全く見られません。
スギゴケもかなり水分を必要とする苔ですので、おそらくこの部分に地下水脈が露出しているのではと思われます。
山に降った雨がこの辺りからしみ出ているのでしょう。多ければ湧き水なのでしょう。
近くで見ればきれいに育ったスギゴケです。 試しに引っこ抜きますと20cm位に育っています。
何年もかかって成長したのでしょうか。京都のお寺はこのスギゴケが有名ですが、市内のお寺のどこにでもスギゴケが見られるわけではなく、
前記に書きましたように山の麓とか、近いとか、或いは地下水位が高く常にジメジメしているとか、スギゴケの自生に条件がよいところかと思います。
同じ市内でも、庭が乾くところにはスギゴケは生育せず、スギゴケの美しい庭は見られません。
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ハイゴケにこの冬一番の霜が降りた様子です。 この苔はスナゴケかなぁ?
苔に霜もよく合い、美しく楽しめ、そして四季の変化と管理も易しく、現代のオアシスにピッタリです。
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そして初氷です。
水草或いは水をためておく器があちらこちらに置いてあり、氷はいたるところで見られます。
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秋の良い気候がハイゴケの成長も促し、このように青々としてきました。 大トレー1枚を見ますと、養成したハイゴケと販売可能なレベルになっているかと思います。
でも天然ハイゴケでの注文ですので天然ハイゴケでの発送です。
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10年程前に一世を風靡した太公望でしたが、今回はスナゴケで再現しました。というのも末永く楽しむことができるからです。
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同じくスナゴケの苔盆栽の上に都鳥の添配を配しました。この都鳥、先日の盆栽大観展で入手したものですが、今は作る人もいなくなったのですがそれもかなり古い作品のようでした。
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信楽焼きの舟形の植木鉢で太公望を再現しました。なかなか難しい鉢で使用するのに考えさせられていたのですが、苔ならこのように。

でも聞くところによりますと生産は止められたとか。

この五重の塔を配した苔盆栽はいかがでしょうか。スナゴケなら長く楽しめますので今後ヤマゴケに代わってよいのではと思います。

鉢は竹鳳です。

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同じく竹鳳の「くらま」風の鉢です。草原のイメージをスナゴケで再現し、そこに白馬2頭を配しました。

いかがでしょうか。

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信楽焼の植木鉢を見る度にこの鉢が気になっていました。この鉢も聞いて見ますと完全手作り鉢でした。
菱形の側面の4片を張り合わせ密着させているのですが、この密着が難しく焼き上げますとその収縮で角が割れてしまうという失敗作になります。
こだわりの職人芸の一品です。
しかもただ単に白釉ではなく、茶陶で見られる「御本手」といわれる赤土を混ぜ込み、ほんのりとした文様を浮き出させています。

そのようなことで、少し割高な植木鉢にスナゴケを使っての苔盆栽を作ってみました。

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同じく菱形の黒釉を使っての窯変が見られる秀作です。
スナゴケの深い緑と鉢の色合いとがうまくマッチした一品です。
信楽焼の亀君です。これも初めて見た折、何かうまい使い方は無いかと考えたのですが、ただ単にスナゴケの苔盆栽を思いついたのです。
愛嬌のある亀君です。
弊園では「みどりがめ」の名称でこのスナゴケの苔盆栽を販売しております。
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同じく信楽焼の舟形をした手作り鉢です。
当初この鉢を入手しまして、どのような使えば良いか考えておりました。
そして2年。やはり久しぶりに苔盆栽を試作しました中にこの鉢を使ってしまいました。

イラボ釉で焼き上げた舟形の鉢、当初は寄せ植えと思ったのですがこのスナゴケの上にフィギュアを使用することにより現代的かなあと思う一作です。

信楽焼の南蛮焼灰かぶり風に焼かれた鉢です。

業者向けのカタログには「茶窯変葉型」と記載されておりますが、当方見るなり気に入りまして、始めは「ツメレンゲとイワヒバ」の寄せ植え、そしてこのスナゴケの苔盆栽に使っております。

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変わって常滑焼の盆栽鉢作家、柴勝さんの焼き締めの山草鉢を使っての苔盆栽です。
いずれの鉢も登窯で焼成していた頃の味を現代の窯で再現されています。
この鉢は「灰かぶり」の窯変を再現され、スナゴケとのコラボがよく似合った苔盆栽です。
サイズは5.5号(16.5cm)の大きさです。
同じ形をした4号(12cm)の大きさの鉢を使用しております。
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かまぼこ状の長方の焼き締め鉢です。
スマートな細身の苔盆栽です。
6号(18cm)の長さの鉢です。
古代の焼きもの「須恵器」にこのような形をした「甑」型のものがあったように思います。
その甑型をモチーフに、胴には「櫛目」と「灰かぶり」をアクセントにしたなかなか優れものの植木鉢です。
3号(9cm)です。
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2枚貝、つまりハマグリの貝が合せられたモチーフの焼き締めの鉢ではと思います。
スナゴケとうまく調和したおもしろい苔盆栽になっているのではと思います。
かなり変形した鉢です。
おそらくは登窯で焼成されていた頃、あまりにも高温で焼かれた鉢が耐えられず、変形した焼き上がりが見られたかと思います。
そのことをモチーフにされた鉢かと思います。
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なかなか意表を突く鉢です。
自然に採取したスナゴケをぽんと置くだけで様になる苔盆栽とはこのようなことではないかと思われます。
大きさはそれぞれ4号と3号です。
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縁が内側に入り込んだ丸みのある鉢です。
盆器の技を余す無く山野草鉢にも活かされているのが柴勝さんのなせる業かと思います。
大きさは3.5号(10.5cm)です。
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秋空の日、信楽焼の里へ植木鉢を仕入れに行き、昼食に町内のあるレストランへ行きました。始めは気づかなかったのですが、食事後 苔があるなぁと思いよく見ますと「水苔」の自生があったのです。
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よく見ますと駐車場は山の北側にあって、駐車場が日陰になりやすく、その斜面は終日日陰の、しかも山からの水が染み出してくる苔には好条件だったのです。その中でも水苔はかなりの面積を占めておりました。
左側は日光が当たって育っておりましたので、秋には紅葉しております。

ミズゴケはあまりにも種類が多く、品種は特定できません。

その紅葉した水苔です。何年も育っているかと思いますが、山から染み出す水と肥料分でわずかずつ育ってきたかと思います。
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拡大した写真です。夏には青々と育っているのか観察したいと思います。 そしてそれよりも日陰の斜面には青々とした水苔が育っています。
水苔は日陰で育つと年中青々としていることがわかります。採るわけにもいかず、長さがどれくらいあるかわかりませんが、何年くらい育っているのか知りたいものです。
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日陰の斜面にずぅーっと育っている青々とした水苔です。きっと山から水が染み出しているのでしょう。
この水が切れるところまで育っているかと思います。
その青々と育った水苔の拡大です。
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ところが水苔の生えていない斜面もあるのです。
常に濡れているのでしょうが、水苔が無いのです。
おそらくは日陰すぎる、つまり光線量が足りないのではと思います。
このレストランは信楽町~大阪府枚方を結ぶ国道沿いにあります。
聞くところによりますと、この辺りの休耕田には水苔、或いはサギソウの自生が見られたとのこと。弊園のお客様は、その昔 常に採取しに行ったとのこと。この辺り近辺かと思います。
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養生を始めたハイゴケです。
従来、天然ハイゴケのみを販売しておりました。つまり、山で自然に生えているものを採集・そうじ・きれいに並べ替えていたものなのですが、
採集地・環境によって品質が一定しませんでした。とりわけ冬期は凍りつく山の中でハイゴケも成長を止め、冬期休眠期に色目も黄色っぽくなるのは
自然現象なのです。しかし、楽天市場で御購入いただきましたお客様の中には、そのようなことは御理解いただけずレビューはきびしい評価。
まるで工場かビニールハウスで野菜を一年中育てている感覚なのでしょうか。ハイゴケにもそのレベルを求められています。
そのようなことで、昨年の夏に試作を始め、うまくいきましたので本年は本格的に生産を始めました。
これから成長していきますので、青々としたハイゴケをお送りする事が可能となります。
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そしてその培養場です。
以前は色々な山野草を育てていましたが、北側が竹林で日陰となりうまく育てられなかったので数年間放置しておりました。
そこに思いついたのがハイゴケです。まったくの日陰、よく日の当たる所と様々ですが、どの場所でよく育つか試験してみます。
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入荷しましたコウヤノマンネングサの見本となるような株です。
ランナーで育っていく様子がよくわかります。
株の先端です。
新芽が育っています。
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草丈は15cm前後でしょうか。 その5~6茎を単位として根巻き、この株を販売いたします。
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根巻きの中から新芽が覗いている様子です。 根巻き状態の見本株です。
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