園主のフォト日記
2018年8月
« 7月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
_IGP9303 _IGP9305
本年は例年になく暑い夏となった日々、2日前の26日、採取業者より「ハイゴケが採取できたので持っていく」との連絡。そして夕方に持ってきてくれたのでした。
ところがそのハイゴケを見てびっくり。通常は夏には焼けて茶色くなっているハイゴケなのですが、あまりにも緑の美しいハイゴケ。翌日、つまり昨日27日、約一日かかってトレーに広げました。
ムレるといけないので乾燥状態で入荷したのですが、そのまま広げたのでした。ところが逆走する台風情報。心配しながらも夜間通過。早朝見たところご覧の通りの有様。またこれで仕事が一つ増えてしまいました。
_IGP9131 _IGP9137
コスギゴケもなかなか人気のある苔です。 今回小トレーにて入荷。
_IGP9139 _IGP9141
深山に生育するコスギゴケ、これから生長していくのではと思います。 早くより入荷しておりますコスギゴケ、都会慣れしてきたのかはやくも胞子を出してきました。気温の差が生長にかかわっていることがよくわかります。
_IGP9143 _IGP9144
こちらは大きなコロニーを作って育っているオオシラガゴケ、当初は育て方も何もわからなかったのですが、最近は深山に分け入っては生育地を訪ねること数回、やっと育て方もすこしはわかってきました。三月ごろ入荷、その後うす暗く、多湿気味に育てましたところ、さらにモリモリになってくれました。
_IGP9145 _IGP9147
こちらは和歌山県紀南産のオオカサゴケです。冬から春にかけて地上部は枯れ、休眠状態になっておりました。これは弊園にて冬越しさせた場合です。山では雪が積もるところは湿度も保たれ、枯れることはないのでは。どうも積雪のない山のオオカサゴケは早春まではやはり休眠するようです。
_IGP8568 _IGP8569
弊園の周りには竹林がたくさん見られます。春には「タケノコ」で有名なところでもあります。手入れの行き届いた竹林になぜかスギゴケが生育しています。通りからよく見えるのですが、山はなく、水を好むスギゴケ、それもウマスギゴケかオオスギゴケかといったところです。この辺は大阪古生層といった赤土地帯、マサ土です。やはり保水力があるのです。スギゴケを貼るにはマサ土が最適なことが分かります。
_IGP8389 _IGP8390
小型のホウオウゴケの京都産を珍しく受注。タイミングが良かったのですが、ホウオウゴケの生育は5月ごろから始まり6月にかけて成長していきます。この梅雨期が見ごろとなる生育期間。美しく生長した小型のホウオウゴケを4号丸カップにお詰めしたものです。今後品種名を表示したいと思います。
_IGP8391
こちらはオオカサゴケの株もの。このオオカサゴケも冬期から地上部は茶色くなり休眠状態でした。春5月ごろより新芽が動き出し、6月にかけて成長し今日に至っております。完全にカサを広げるには7月8月とまだ生長していきます。しばらく養生するとこのように株になりやすく、苔盆栽・テラリウム等には向いた草姿になってくるようです。同時におつけしておりますシノブゴケを過分の途に置いていただくだけで観賞価値の高いコラボとなるのではと思います。
_IGP8357 _IGP8358
カモジゴケ中パックのご注文。弊園では今春からの養生品。毛足がよく生長、たまたま見学に来園された造園業者さんからも「よく育っていますねえ」と言っていただいたカモジゴケ。先様に喜んでいただけるとよいのですが。
_IGP8330 _IGP8331
今回入手したフデゴケ、ヤマトフデゴケはかなり混生した地帯に生育していたのではと思われます。6月30日の野生ウチョウランのご紹介でも混生していたのですが、1トレーの中にこんなに見られるとは。今秋か年末には現地を訪れたいと思います。
_IGP8332 _IGP8333
これはヤマトフデゴケです。 こちらは本性品のフデゴケ。
_IGP8334 _IGP8335
弊園の失敗例。冬の間ハウス内にて管理しておりました本性品のフデゴケ。何トレーかあったのですが、夏の季節とともに戸外へ。1トレーは戸外栽培場の比較的暗い場所に置いてありました。すると光量不足だったか、目に見えて消えていくのでした。これも失敗は成功の母とはよく言ったもので、比較的光線量が必要な苔であることが分かります。 こちらはヤマトフデゴケの屋外栽培場の失敗例。本年2018年1月5日に採取したヤマトフデゴケを屋外にて管理。当初は環境が合わず黄色味を帯びていましたが5月にはいり生長とともに緑色に。ところが梅雨にはいり雨の連続。用土の空き袋を利用しての養生だったのですが、水の溜まる状態が悪かったと見え、段々と消えていきます。通常の用土の袋は空気を抜くために小穴があけてあるのですが、この水色の空き袋はわざわざ開いてないものを使用。結果として排水が悪かったと考えられます。高温多湿に弱いという苔の特徴がよく分かります。
_IGP8336 _IGP8337
同じ場所に養生しているヤマトフデゴケなのですが、トレーごとに事情が違うとみえ、このように育つヤマトフデゴケもいろいろ。地面のちょっとした傾きが排水に微妙に影響すると思われます。今後は小穴の開いている空き袋を使用した方がよさそうです。 入荷したての本性品のフデゴケをご注文いただきましたのでお送りする見本品として撮影。これならばっちりです。
_IGP8341 _IGP8348
こちらはヤマトフデゴケの中パック。ご注文いただきましたので早々に新入荷商品をお入れさせていただきました。 こちらはタマゴケ大トレーの商品見本。たくさんのご注文をいただきまして御礼申し上げます。
_IGP8343 _IGP8346
こちらはコウヤノマンネングサの作りこみ商品。シノブゴケとのコラボがより美しく、テラリウムは最適の条件。ここまでにするには2年、3年とかかるのですが、でもやってしまいます。しかしここで考えなければならないのは、シノブゴケもいろいろ、どのシノブゴケが最適なのかということです。 天然シノブゴケのご注文をいただきました。折も折、たぶんオオシノブゴケであろう良品が入荷しておりましたので、水洗いの上並べ替え。このオオシノブゴケ、上手に育てますと化けてしまう苔でもあります。化けたオオシノブゴケのご紹介もしなければと思う日々ですが。
_IGP8349 _IGP8351
ヒノキゴケの中パックの商品見本品。何気なく詰め合わせたヒノキゴケ、撮影用にオシャレにしたものではないないだけに、弊園のお送りするヒノキゴケはこういったものと分かりやすいかと。ただし生育期限定ですが。 特選ヤマゴケ小パックの商品見本品。一年以上養生した、他に見られないヤマゴケ(ホソバオキナゴケ)の露木の発送商品です。
_IGP8355
タマゴケもいろいろ。たくさん入荷するタマゴケ、管理が悪かったのか、もともと品質が良くなかったのか、少し品質の劣るものを今回B級品として販売。そのお送りする商品見本品。実際のご注文品の撮影です。小トレーサイズです。
_IGP8319
オオシラガゴケの中パック。このオオシラガゴケも当初は育て方がわからず、3年前にはじめて入手したのですが、昨年になってようやく山々を訪ね歩き生育地を見ることができ、なるほどという経験をしました。
3年前の当初入手のオオシラガゴケ、今でも販売せず育てておりますが、今思えばひどい環境に置いていました。自生地では薄暗い日陰に生育が見られるので、現在は弊園でも園内のそういったところにて管理しております。
_IGP8177 _IGP8182
和歌山県南部での苔の採取をお願いしておりましたところ、なんと野生のウチョウランも。聞くところによると苔を採取しているときにふと上を見るとウチョウランが咲いていたとのこと。近頃ある話ではありません。
_IGP8178 _IGP8179
_IGP8180 _IGP8181
昔懐かしい野生のウチョウランの花容。少しずつ顔が違うのですが、今や実生全盛、違うといっても見慣れた顔ばかり。
_IGP8186 _IGP8188
そのウチョウラン、岩にへばりつくように咲いていたのでしょうが、そこには苔が。そしてその苔をよく見ると本性品のフデゴケがウチョウランとともにあったのです。このフデゴケの採取をお願いしていたのですが、まさかとは思いました。より青いのはヤマトフデゴケでは。
_IGP8189
ヤマトフデゴケも見られ、入荷したトレーを見ますと本性品フデゴケとヤマトフデゴケの混合です。本当に笑ってしまいます。フデゴケは水分を欲しがる一方で乾燥も必要とする苔です。ウチョウランも同じ性質。なるほどです。
_IGP7957 _IGP7963
ヤマゴケのホソバオキナゴケを使用した「おかまりも」。販売していたのは10年あまり前の話でしたが当時は大ヒット商品。それを復活させたのですが、軽石鉢の上で養生させることに専念。早や3年の月日が経ち、うまく育ってくれる個体もあれば消えていく個体ありで歩留まりが少しもよくありません。でもこんなに美しく育ってくれたおかまりも、お客様よりご注文をいただき幸せかもしれません。
_IGP7924 _IGP7925
造園業者に人気のスギゴケ。されど頭の痛いコケでもあります。この梅雨の中美しい姿を見せてくれている庭園用のスギゴケですが、これが簡単には育ってくれません。「全日照」という表現で好日性とされている解説もありますが、半分当たってて半分間違っているのではと思います。それはさておき、いよいよ販売開始です。
_IGP7926 _IGP7927
オオスギゴケ(左)とウマスギゴケ(右)。山地の日陰に生育するとされているスギゴケです。屋外で終日、日に当てて育てています。梅雨の雨で水が溜まっているトレーもありますが、元気に育ってくれています。本来は日陰のコケですが、水さえあれば焼けません。野生でも焼けないようなところ、つまり水があるところを好んで生育した結果として日陰になっているのではと思います。
_IGP7929
養生したヒメハイゴケ小パックです。弊園もこのハイゴケを育てるようになって早三年。実のところ苔玉を大量に作っていたころにも育てていましたが、今思えばただ置いていただけのような。この三年間はじっくり育てることに専念できるようになり、このように育ってくれたものをお送りできるようになりました。
̃y[WTOP
Copyright(C)2008 ISHIDA Seikaen All rights reserved.