園主のフォト日記
2019年12月
« 11月    
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  
苔の販売をさせていただきましてから、お客様よりいろいろとお問い合わせをいただくことも。そのような中で苔の育つテラリウムとは何かということを考えてみました。
アラハシラガゴケのテラリウム
日陰の湿った土地に生育する姿を見るアラハシラガゴケの性質を考え、テラリウムに。2年程前にも同じように作ったテラリウムのアラハシラガゴケは今でも元気に育っております。用土は「細かい砂」として今回販売させていただいた花崗岩に由来する細粒の砂を使用しております。(少し荒いが悪かったようです)
アクセントにフィギュアの乳牛を置き、草原のイメージを持たせています。水やりはアラハシラガゴケが白く乾き始めたならやるという回数で良いのではと思います。ガラス容器はBBGガラス(BBG-250)を使用
タマゴケのテラリウム
人気の高いタマゴケを使用。タマゴケの下の部分を砂に埋めておりますので少し小さく見えるタマゴケです。ガラス容器の保湿を考えますとこの程度が良いのでは。用土は「細かい砂」を使用しています。そしてタマゴケのことを考え砂の上ひたひたになるよう水を常に満たしておくことです。
上から見ますと溶岩石を置き、タマゴケが育っているようなイメージです。そこにアクセントに白熊とペンギンのフィギュアを配置しております。
アップしてフィギュアがよく見えるように、そして水が満たされているようにしてあることがわかるでしょうか。ガラス容器はBBGガラス(BBG-154)を使用
ヒノキゴケのテラリウム
やはり水をほしがるヒノキゴケを使用したテラリウム。少し急いだのでヒノキゴケの下部を埋めておりません。そのせいかヒノキゴケが高く見えます。保湿を考えますと今後の課題です。砂は「小粒の砂(赤砂) 花崗岩 2-4mm」を使用しています。水はやはりひたひたに入れております。
上から見ますとやはり溶岩石を置き、そこにヒノキゴケそしてペンギンと白熊を配置しております。
少しガラス容器が曇っておりますがアップにした画像です。
水の中で育つホウオウゴケのアクアリウム
ホウオウゴケはウィーロモスのように水中で育つ苔の性質を利用しています。ウォターフェザーとして販売されている場合もあるかと。溶岩石を使用。
上面からはこのような感じになります。溶岩石を沈めておりますが、もう少しホウオウゴケが多かってもよかったような気がしないわけでもありません。
ホウオウゴケをアップして見ました。この水中にメダカを2-3匹入れたならアクセントに良いような感じもいたします。ガラス容器はBBGガラス(BBG-40)を使用。砂は小粒の砂(赤砂) 花崗岩2-4mmを使用
ちなみにホウオウゴケを使っての別のスタイルのテラリウム

着生させているのはサンゴです。白く目立っています。底砂は富士砂の中目です。水を満たしその場で撮影。実のところ水の中に空気の気泡がいたずらし、水が汚れているように見えますが、一晩たてば透明に。
いかがでしょうか?ホウオウゴケ上手に育ってくれることを期待しています。
以上試作して見ましたが、

1. すべてふた無しのガラス容器を使用。

2. 水を使ってうまく活用する。

3. 後は日照条件を考える。

つまり自然の山の環境に合わせた無理のないデザインが苔を上手に育てるコツではと考えます。決して枯れることはないのでと思います。
紅葉の色づきかけた秋の雨の日に出会えましたホソバオキナゴケ。杉の大木の陰に生育する姿を見ることができました。
その境内の杉の木の巨木です。相当な樹齢。やはりお宮さんならではの光景です。
その杉の大木がホソバオキナゴケを育てる環境をはぐくんでいるのではと考えられます。
以外にもそのホソバオキナゴケは杉の根元には見られず、人の背丈程の高さに育っているのです。そこは北向きの日の当たる時間が少ないのでは。
そのホソバオキナゴケの育っているアップです。
更に近づきますと、まちがいありませんホソバオキナゴケです。
腰の高さの辺りにはホソバオキナゴケが見られず、この境内の環境がそうさせていると考えられます。適当な乾燥ぎみの空中湿度が大事なのでしょうか。地面に近づく程空中湿度は高くなりますので、この境内ではこのようなホソバオキナゴケの生育環境が見られます。
ちなみに10月13日晴れた日の夕方近くではこのように日がさしています。
直射光線の当たる時間はどれ位なのでしょうか。夏の西日はかなりの量ではと思うのですが。
なんとなく幻想的とも思えるホソバオキナゴケです。
国道から車を停めてほんの少し山へ入りますと、ウマスギゴケ、コスギゴケの生育している環境を見ることができます。
ウマスギゴケの生育環境は
林道と思われる道を少し登って行きますとそこはウマスギゴケが見られます。山の斜面に自生が見られ辺りは杉林。
自然の雨が流れ出しせせらぎとなって小さな谷川となって水が流れているのです。
地層的にこのウマスギゴケが生育するところは山に降った雨が伏流水となってこの斜面にしみ出しているところと思われます。水を好むウマスギゴケがその辺り限定的に見られるのはそのような理由からかと考えられます。
少し上の辺りのウマスギゴケ。この辺りが自然の降雨がしみ出す上限かと思われます。そしてウマスギゴケの厚さが異なるところからもわかります。
ほんの少し離れたところのせせらぎの直近にもそのウマスギゴケは見られるのですが、少なくハイゴケが環境に合っているのかよく育っています。この辺りには伏流水が流れていないと考えられます。
コスギゴケの生育環境は
更に山道を登って行きますと山の尾根沿いにコスギゴケが見られるのです。
杉が植林された山道に見られるのですが腐葉土は積もらず、常に地表面が見られ、そこには適度な乾燥と日照量、そして空中湿度等の環境条件が満たされているのでは思われます。
季節は秋、焼き物の里、信楽焼の帰路、自然が見られる国道307号線・432号線を走っていますと至るところにお茶の花が咲いているのです。
道端に茶の木が野生化しているのです。 茶の木が我国に伝わって以来、相当な年数。宇治に育てられた茶の木がこの辺り一帯にも見られるようになったのも歴史のなされる技かとも思われます。
今が盛りかのように咲きほこっている茶の木。
国道沿いにたくさん見られる茶の木の花。この季節の茶花には最適ではと思いながらあちらこちらと。
うす暗い山中にも茶の花が咲いているのです。茶の木は日陰でも日向りでも育つようです。
車を停車したところ、よく見るとやはり自然ですねえ。茶の木以外にもアオツヅラフジ、ノイバラの実が色づいているのでした。
手近かに見られるアオツヅラフジです。というよりも自然の中に道ができているといった方が適切なのかもしれません。
そのアオツヅラフジとともに赤い実が見られるのでした。そうノイバラの秋の実成りです。春ノイバラの花がこの国道沿いにたくさん咲いていました。それが今このように赤い実をつけているのでした。
季節を感じさせるノイバラの赤い実です。 色々な使い方が考えられるのでしょうが、やはり茶花にも最適かと思うのですが。
鈴成りとはこのようなことをいうのではと思う程に見られるノイバラの秋です。
国道沿いに手近かに見られ、季節感を満喫させてくれる国道でもある432号線です。そしてそこにはコケがアスファルトを被うように育っているのでした。
山際の空中湿度が高いと思われるところに育つコケです。こんなところにでも苔の育つ環境が自然は教えてくれています。
よく見るとハネヒツジゴケでは。こんな環境で育っているハネヒツジゴケです。
環境がそうさせているのか、気持ちよさそうに生長しているハネヒツジゴケのアップです。
そしてそこにはハイゴケも見られるのでしたが、少し黄色く色づくハイゴケです。冬には黄金色とまではいきませんが黄色く美しくハイゴケの変異種です。このハイゴケも環境に合わせて自然の中で多様に変化するハイゴケ。一度色々なハイゴケを集めて鑑定していただいたところ、すべてハイゴケ。笑ってしまいましたというよりこれで一つ学びました。
しばらく走っていますと停車したところにまたまたアオツヅラフジがぶらさがっている光景に出会いました。
こんな枯れ木にも寄り沿うようにつるがぶら下がっているのでした。
よい眺めのアオツヅラフジ。都会では味わえることができない自然がこんなに手近に見られるとは。
そこにはやはり青い実のノブドウが、段々と色づいていく色とりどりの実をつけるノブドウです。ノブドウにもいくつかのタイプがあるのか我々業者が扱うノブドウはもう少し実の大きいタイプです。個体変化なのか種類が違うのか、勉強不足を感じさせます。
冬の低温期は我国の植物はほとんどといって良い程休眠期。苔も例外にもれず休眠期。葉緑素の活動もストップ。すると苔の本来持っていた色素の色が出てきます。この色がミズゴケの種類の分類の一つにもなっています。
丸いタマゴケを以前より取り扱いたいものと考えておりましたが今日その機会がありました。4号(12cm)カップの大きさです。
深山幽谷に生育するというイトゴケ。大変珍しくそして育てにくいコケでもあります。
そのイトゴケを小パックに入れての販売。
木の幹、小枝等に着生して育って行くイトゴケ。空気中の湿度が高く、それでいて夏の暑さに弱く涼しさを求められるコケです。大きくなるには相当な年数が必用なのでは。
そのようなことで小パックにて販売。ビバリウムに最適なコケではと思います。
タマゴケのテラリウム試作品です。1月13日に作成してもう少しで約1ヶ月。ハウス内に置いておきました。本来テラリウムは色々な意味に於いて、オープンなのが理想的ではと考えるのです。
寸同型の硝子容器に「苔の土」を入れます。富士砂も良いかと。それにほど良いタマゴケを入れ、副に竜眠石を入れます。この竜眠石かっこよい石です。
上から見たところです。
何か物足りなさを感じますので、白馬のフィギュアを置いて見ました。陶器製なので長年扱っている間に足が折れてしまっていますが。
上から見ても感じよく出来ているのでは。 再度見ていただきたく存じます。今後このようなオープンなテラバイトが普及するようにしたいと思います。何か現在のテラリウムの方法、苔にとって最適とは言えないのではと思います。今後は解説したいと思います。
_IGP5120 _IGP5121
更に奥地へ車は走って行くのですが、するとマンリョウの野生種、かなり大きい株が目に入りました。
この大きさになるまで自然ではかなりの年数ではと思うのですが、やはり日照の少ない、薄暗いところに自生は見られます。
_IGP5122 _IGP5123
アサマリンドウです。
やはり冬の寒さによって休眠状態になりかけています。年が明けて1月2日の本格的な寒気で、この辺りも雪が積もることも、その頃には地上部も消えているのではと思います。
そして、大きなイワナンテンです。
この辺り一帯、あちらこちらにその自生が見られ、環境が適していることがよくわかります。つまり、国内種のイワナンテンは日陰の花木ですねえ。
そして下垂性だけにキイジョウロウホトトギスと同様、崖にその生育する姿が見られます。
_IGP5129 _IGP5131
マンリョウとまた出会えました。
この辺りは環境が適しているのでしょうか。やはり日陰の樹木、花木ですねえ。この谷は日照も少ないのではと思います。
江戸時代に流行した植物、当時冬の観賞植物として持て囃されたのはわかる気がいたします。
_IGP5132 _IGP5133
車は少し開けたところへ出てきました。
するとそこにはコスギゴケが育っているのでした。
_IGP5134 _IGP5136
辺りは天然林が切り開かれているところでした。多分植林を待っているのでは。そんな瓦礫の岩場にコスギゴケは育っているのでした。
_IGP5139 _IGP5141
林道の下には谷が、その林道ののり面には小型のホウオウゴケがよく育っているのでした。
_IGP5142 _IGP5143
ホウオウゴケの種類はといいますと、今後の鑑定を待たねばなりませんが、それはサンプリングさせていただきました。 巨木の二又には腐葉土が積もり、そこにはクリハランであったり、シシランであったりするシダが育っておりました。
_IGP5145 _IGP5147
更に車は走って行きますと、今度はセンリョウに出会いました。
山で見るセンリョウは初めてのこと。珍しさもあって「あるんやなあ」と独り言をつぶやいているのでした。
_IGP5148 _IGP5149
次に、水の流れの枯れた山の斜面の谷、そこにはホウオウゴケが大きな石に着生しているのでした。水が切れているせいか、少し痩せ細っている感じがいたします。
_IGP5150 _IGP5151
或いは、水が切れて月日が経ているのか、ホウオウゴケも茶色変色を始めているのでした。
おそらくは休眠に入っている、強制休眠ですが、ある時期、例えば梅雨期の連日雨が降る頃には復活するのではと思います。
いずれにしましても、この山といいますか、付近一帯は乾燥した地帯です。
_IGP5152 _IGP5154
ある谷川にかかるコンクリート橋を渡ると、その谷にはクリハランの群生が見られました。
日陰で水を好むようなシダであることがわかります。
そのコンクリート橋にはこのような苔が育っていました。
比較的乾燥に強いのかもしれません。
_IGP5155 _IGP5156
しばらく走ると、案内してくれているドライバーでもある知人が「オオカサゴケですわ」との一声。どこどこと見回すとあるのでした。 通常オオカサゴケは地表面に育っている場合がほとんどなのですが、ここでは岩場に着生してオオカサゴケの姿があるのでした。
多分わずかの腐葉土の層に育っているのではと思います。
_IGP5157 _IGP5158
このオオカサゴケ、コケだけに岩場に着生して育っているのには驚きです。おそらくは岩場に元々育っていた他の苔の上に、胞子で育って行ったのではと思います。 乾いた岩場にはオオカサゴケのミイラが見られるのでした。おそらく梅雨期の雨の多い季節にはよく育っているのでは。

元々乾燥地帯のこの山、オオカサゴケがこのように育っているとは考えられないのですが、不思議なことがあるものです。考えられることは、紀伊山地、我国では年間降雨量の多い土地柄、オオカサゴケには好適な環境。
ところがこの違いは乾燥する山のようです。すると、降雨量の少ない季節はこのような状態になるのでは、ともかくもよく乾燥に耐えて、毎年育っているものと考えられます。

_IGP5159 _IGP5161
乾燥に耐えて育っているそのオオカサゴケです。
きっとこの上面には、オオカサゴケが連なって育っているかと思われます。
_IGP5162 _IGP5163
一路林道は一本道を進んで行くのですが、フデゴケの生育地へ入って行きました。 そこにはツルリンドウの赤く色づいた実が見られるのでした。
普段育てようとするとなかなか難しいツルリンドウですが、涼しい山の中では野生状態でこのように育っているのです。
_IGP5165 _IGP5166
こちらにもフデゴケが。 ハイゴケと混生して生育しているフデゴケの生育環境、それなりに明るいところでもあります。
_IGP5167 _IGP5168
こちらは完全に休眠状態になっているアサマリンドウが見られました。
枯れているだけに少し見にくいのですが。
雑木の向こうに見える崖の岩場はフデゴケの群生のようです。
_IGP5169
いかがでしょうか。
フデゴケのコロニーは少し乾燥地帯なので、生育は今一歩と思えぬこともないかと思われます。
_IGP5170 _IGP5171
しばらく走りますと、今度は土壌豊かな森林地帯、案内係は「キナンカンアオイですわ」といって車を停めてくれました。 このキナンカンアオイの群落を形成するには、何十年と月日は経ているのではと思われる程、株があちらこちらに見られるのです。
_IGP5172 _IGP5173
いかがでしょうか。自然のキナンカンアオイの崖に育っているその姿は。
滅多に見られるものではないかと思われます。
_IGP5174 _IGP5175
そしてそれらの花が咲いているのでした。
極めてラッキーでした。
_IGP5176 _IGP5177
車はキナンカンアオイを後にして、一路林道を走るのでした。次に出会えたのはコンクリート壁に見られるホウオウゴケ。長年生育し、よく育っている姿が見られます。
_IGP5178 _IGP5179
どうもこの姿からトサカホウオウゴケではと思うのですが、正しくは後程に。 日は西に傾きかけてくるのですが、林道はどこまでも、すると大きな岩にぶつかるのでした。
その岩場にはフデゴケが、乾燥する岩の上で育っているのでした。よく見ると足元には岩を砕いた砕石が摘まれているのでした。
よく考えてみるとこの林道の道幅を広げる拡張工事であったような。そのせいか痩せこけたフデゴケが皮をめくったように地面にたくさん落ちているのでした。
貴重なフデゴケでしたので、4枚を拾ってしまいました。
フデゴケの育て方を考えてみたいと思います。
_IGP5181 _IGP5182
その乾燥した岩に張り付くように育っているフデゴケです。
いずれはなくなるであろうこの大きな岩です。フデゴケの姿を記念に。
やはり生育不良気味に育っていることがよくわかるフデゴケです。
その昔はそうでなかったのかもしれませんが、このコロニーを形成するのにも何十年の月日はかかっているのではと思います。
_IGP5185 _IGP5187
その脇道のような林道、今度は遠めでもすぐわかる赤い実の集団、落葉した木々にぶら下がる姿が目に入りました。
_IGP5188 _IGP5191
サメカズラです。園芸的にはビナンカズラと呼ばれることが多いかと思います。
調べますと雌雄異株、どうりで実がつかないといわれるビナンカズラ、自然では雄木もどこかに潜んで育っているのでしょうねえ。たくさんの実をつけてくれています。
盆栽業界では色々な説があるのですが、「雄木が必要」という決定的なコメントは聞かれません。今後雄木を何としなければと思います。
_IGP5192 _IGP5193
そして次に目にしたのは、紀州産 コメツツジ。
天然林の林床に密生するがごとく沢山自生しているのでした。きっと春には美しい小輪のツツジが咲きそろっているのではと思いました。
_IGP5194 _IGP5195
ようやく日が西に傾いた頃、原生林を切り開いたようなところに車は出たのでした。そしてその林道の崖にはコスギゴケが一面育っているのでした。
_IGP5196 _IGP5198
そしてコスギゴケは日照を好むのではと思われます。
何しろ切り開け、明るいところにはこのコスギゴケばかりですから。
_IGP5199 _IGP5202
そのコスギゴケが育つ岩場がある斜面にはウラジロといわれるシダの大群落があったのです。
そして赤い実が目に付くセンリョウも日陰となって、よく育っているのでした。
このセンリョウ、日陰ながらも明るい日陰で風通しも良く、よく締まった理想的なセンリョウに育っているのでした。
_IGP5204 _IGP5205
それにしてもこのウラジロ、正月の飾りに使う習慣のある日本、需要は減ったとはいえ、十分にまかなえる量ではと思います。 そのウラジロの下に隠れるように育っているこれまた大きな株のセンリョウがあったのです。
_IGP5207 _IGP5208
それはそれは大きな株のセンリョウ、しかもよく締まり、実付きもいっぱいで特上品クラスですねえ。
この山の裾野でセンリョウの切花栽培をするときっと良品が出来るのではと思います。
_IGP5209 _IGP5211
切り開かれた山の斜面を見渡すとウラジロの大群落。天然林を切り開いて何年経ているのか、ウラジロもよく育つものです。
_IGP5212 _IGP5213
ウラジロの大パノラマ風景です。
どうも鹿はこのウラジロは食べないようです。その結果大繁殖となりました。
山の斜面、下を見ますとマンリョウが日に当たりよく締まって育っているのでした。
なかなか立派な株となっておりました。それでも焼けずに育っており、条件によってはこのように育つことがわかりました。
明るい間に里へ降りることとなり、終の取材はスルーとなりました次第です。

_IGP5077 _IGP5078
遠目からも杉の大木に着生するように育っているそれは美しい苔に出会いました。
近づくとヤマゴケのホソバオキナゴケとも違う初めて見るコケでした。色々とあるものだなあと感心して見てしまいました。
_IGP5080 _IGP5081
背面の岩場には何やらシダらしきものが見えるのでした。
近づいて見ると、チャセンシダのようにも見えるシダがびっしりと育っているのでした。
そこには間違いなくチャセンシダと小型のホウオウゴケが見られるのでした。
_IGP5083 _IGP5084
さらに観察していきますとクジャクゴケが見られるのでした。
どうもこの谷は一面クジャクゴケの生育地であったことがわかります。
そのアップ画像です。
このようなクジャクゴケの生態に出会えたものと感激も忘れ、ひたすらナイスショットにカメラアングルを構えました結果、この写真でした。
_IGP5086 _IGP5087
初めて見るチャセンシダの大群落、このように目に入ることはもう二度とないのではと思いながら観察するのでした。 崖に生育するチャセンシダは普段見慣れたポット栽培のチャセンシダと趣が異なり、野生味たっぷり「ワイルドやなぁ」と思わずことばが出そうなチャセンシダです。
_IGP5088 _IGP5089
少しよく育っているチャセンシダです。
私的に言いますと、小型で締まっているタイプが好みなのですが、きっと日照条件、栄養状態等が関係するのでは。
チャセンシダ、クジャクゴケ、トサカホウオウゴケ等のコラボのある岩肌、貴重な現地の自然の生態に感謝するばかりです。
_IGP5090 _IGP5091
どうです。このエレガントなクジャクゴケ、苔の貴婦人と形容されても良いのではと思います。
_IGP5093 _IGP5094
この大木の杉の木には様々な苔が育っています。
今後色々と調べていきたいと思います。
_IGP5095 _IGP5096
あたりを見ますと、トサカホウオウゴケにゼニゴケ或いはジャゴケのコラボも見られるのでした。 生育中のアブラゴケです。これまでに確認できたアブラゴケは、一箇所の生育地で数個体しか確認できませんでした。しかしこの岩肌では環境がより良いと見え、それなりの塊となって生育しています。
_IGP5097 _IGP5099
それらの生育する岩肌です。 そしてその全体像の山肌です。
_IGP5102 _IGP5105
谷間の林道にはこのようにハイゴケが見られました。 こちらはシノブゴケ、見た感じではアオシノブゴケではと思えるのですが。
_IGP5107 IMGP5064
開けた谷間に出ますと、その崖に少し変わったコケが。 ウスバゼニゴケでしょうか。先端で二又に分岐する淡緑葉に、フリル状の切れ込みが印象的でした。蒴は蝸牛のツノのようです。
_IGP5109 _IGP5113
道路沿いにはコスギゴケが育っていました。 胞子から見ましても、コスギゴケ、シノブゴケの生育する環境とはかなり暗いような。
_IGP5115
この紅葉する苔はといいますと、ツヤゴケではと思います。
何しろアントシアニンという色素を含んでおり、紅葉する苔ですから。
_IGP5116 _IGP5117
そして上を見ますと、秋の実ものである野生の「サネカズラ」、別名ビナンカズラの結実した赤い房状の実が目に留まるのでした。
赤い実をした株を入手しても次の年には実が成らないとよく言われますが、雌雄異株。やはり花粉親が必要な樹木であることからやはり雌木1株ではと思います。
_IGP5118 _IGP5119
次々と現れる岩場、そこにはミツデウラボシおが岩にへばりつくように育っている姿がありました。
日陰で空中湿度が高いというのが一つのポイントになっているのではと思います。

_IGP5047 _IGP5048
深山に入り込んでいるのですが、山を越え、谷を越えてという言葉ピッタリのところへ、そこに目についたのが岩に着生してい育っているウチワゴケです。
_IGP5049 _IGP5050
こちらの岩場にはヘラシダが着生しています。
その周辺には苔が見られるのですが、乾燥状態、この地区一帯は湿度が低いことがよくわかります。
乾燥したトサカホウオウゴケでしょうか。
ヘラシダは乾燥にやや強いのか、厳しい環境に耐えています。
_IGP5051 _IGP5052
乾燥したコンクリート壁にクジャクゴケを見つけました。
かなり乾燥したクジャクゴケ、こんな環境を見るのは初めてなのですが、胞子を確認すべく探してみると、、
_IGP5054 _IGP5055
ありました。
暗い谷なので、どうしてもピンボケになってしまいます。その内により良いカメラをと思うのですが、使い慣れたカメラは手放しがたいのです。
ここは一発決めました。かなりピントを絞り込んだ画像にはクジャクゴケの胞子が浮かび上がっています。
知人の業者から「赤い胞子のクジャクゴケを初めて見た」という報せに駆け付けたのです。
_IGP5057 _IGP5059
谷川に乗り出すコンクリートの壁面にはクジャクゴケとトサカホウオウゴケが見られるのでした。 こちらはチョウチンゴケらしきものがビッシリと着生していました。
_IGP5061 _IGP5064
その谷川を見下ろす道路の壁面にはミョウガらしきものが見られ、これも自然やなあと思わされるのでした。 と思っておりましたところ、車の行く先にはこのようにミョウガの群生が見られるのでした。季節であればミョウガの実も「土産に持って帰れるのになあ」と内心思わぬでもなかったのですが。
_IGP5065 _IGP5066
さすがシダの宝庫の紀伊山地。このように群生したクリハランが見られるのでした。 突如として分厚いハイゴケが育っているコンクリート壁に出会いました。
_IGP5067 _IGP5068
その崖を見上げますと、よく育ったハイゴケが見られるのでした。
このような姿を見せるのは聞い産地ならではと思える程です。
その壁面にはホウオウゴケがそれこそビッシリと生えているのです。
_IGP5070 _IGP5071
トサカホウオウゴケらしきホウオウゴケです。崖からの伏流水が浸み出すコンクリート壁面。
その条件がこのように生長を促している様子がよくわかります。
こちらはマメヅタなのですが、極めて小さなマメヅタです。
珍しいと言えば珍しいものです。
_IGP5072 _IGP5073
車は奥地へ奥地へと進むのでした。
するとそこにはイトゴケの群落が。
空中湿度がかなり高いことがわかります。
_IGP5074 _IGP5075
初めて見た時はこれがコケとは信じられなく、「へぇー」と思ったぐらいでした。
関西人なら「オボロ昆布」としか見えないのですから。

_IGP4998 _IGP4999
石灰岩地帯ではと思わせる岩場、そこにはシダのシシランとイワナンテンが生育する姿目に入るのでした。 シシランはあちらこちらの岩場に張り付くように育っている姿が見られます。
_IGP5000 _IGP5001
その岩場にはコウヤコケシノブや小型のホウオウゴケが着生して育っている姿が見られます。 小型のホウオウゴケの拡大画像です。
_IGP5003 _IGP5006
コロニーを上面から撮影した小型のホウオウゴケです。
多分トサカホウオウゴケかと思われますが、乾燥気味に育っていると見え、心なしか少し元気が無いようにも見えます。
やはり乾燥し、休眠状態のホウオウゴケの姿が見られるのでした。
雨期には育っているのでしょうが、意外に乾燥する季節もあることがわかります。

石灰岩地帯は乾燥地帯であることがわかります。但この地帯が石灰岩が隆起しているかどうかは調べなければなりませんが。
いずれにしましても全体が乾燥している感じです。

_IGP5009 _IGP5010
急な山の谷の斜面から落石防止のコンクリートの壁がありました。
よく見るとトサカホウオウゴケらしき苔がびっしりと生えているのでした。
そのよく育っている拡大画像です。
_IGP5013 _IGP5018
この先端が白っぽく特徴がある苔は珍しいなあと観察するのですが、コロニーも大きくなく、サンプル採取も諦めました。 葉の大きさからしてオオキジノオシダが見られました。
_IGP5020 _IGP5021
いたるところに見られるヌリトラノオです。
先端から分枝している姿が見られました。
_IGP5022 _IGP5023
次に急斜面の谷でしょうか、乾燥している為に水は枯れているのですが、きっと目指すホウオウゴケはあるに違いないと思い、観察することに。 すると、分布は大きくありませんでしたが、ありました。
トサカホウオウゴケらしきものが。
_IGP5024 _IGP5026
水量が少なく、地下に潜ってしまうでしょうか。
トサカホウオウゴケもここにわずかしか分布が見られません。
クジャクゴケもないものかと探しますと、見つけました。
杉の枯葉を取り除くとその姿が。
_IGP5027 _IGP5029
そうコロニーは大きくはありませんでしたが、クジャクゴケが生育する谷であることを確認しました。 どこにピントが合っているのか、後でわかるのですが、胞子を確認いたしました。
_IGP5034
更に車は奥へ奥へ進むのですが、コツボゴケとトサカホウオウゴケのコラボに出会えました。
_IGP5036 _IGP5037
谷川に沿って山道は続くのですが、そこにはクリハランが育つ姿が見られました。
秋の山野草展にはシダ植物が重要なのですが、このクリハランもなかなか良いものです。
_IGP5039 _IGP5040
大きな岩にシダらしきものが着生して育っていました。
その岩の下にはヒロハヒノキゴケが見られました。
ヒノキゴケに比較して小型のタイプで、テラリウムにはピッタリのサイズではと思います。
_IGP5043 _IGP5046
枯れ木等に着生するように育つヒロハヒノキゴケです。
そしてその岩場周辺には、ホソバコケシノブが繁殖しているのでした。
???̃y?[?W??TOP??
Copyright(C)2008 ISHIDA Seikaen All rights reserved.