園主のフォト日記
2018年12月
« 11月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  
_IGP3383 _IGP3385
紀伊半島には未発見といいますか、未分類のカンアオイがまだまだあるようです。

今回入手しましたカンアオイも従来の分類では説明がつかないカンアオイということで、

仮称クマノカンアオイと命名されたようです。

_IGP3159 _IGP3162
イソギクとイエギクとの自然交配と思われるハナイソギクが咲きました。
従来にない品種のようです。
全国的にはこのハナイソギクたくさん見られるのではと思います。
_IGP3163 _IGP3164
サツマノギクも以前より咲いているのですが、霜が降りるようになってきますと花も色変わりしてきます。
これも始めから咲きますとおもしろい変わり花となりますが。
_IGP3130 _IGP3132
_IGP3133 _IGP3136
いつの間にか種がこぼれ、地面に育つようになりましたキバナノジギクです。

もう何年もなりますでしょうか?

株も大きくなり、乱れ咲いている姿もそれはそれで何とも言えないものがあって、引くに引けないキバナノジギクです。
この花が咲きだしますと例年これから寒さが一段と増す季節を感じさせてくれます。

_IGP3081
カワラナデシコを長年販売しておりますと、いろいろな思い出が脳裏をよぎります。

それは何かといいますと、必ず枯れる。或は枯れましたという連絡を頂くことです。

でも通常の管理をしておりますと、本年2018年の暑い夏であっても枯れることなく、この晩秋まで咲き続けております。

それどころか左側のポットにはこれから咲く予定の花茎が伸びております(開花の茎の上側です)。

右側のポットは開花が終わったところです。そしてなぜ枯れるという苦情であったのか。
 

1.お茶花としてご購入されたお客様。楽天市場のスーパーセールにて50%OFFにて特売しましたところ、

桃花は開花株を、白花は未開花株(茎は上がっておりました)をお送りしましたところ、「だまされた」とFAX。

その後お電話をいただきまして、お話しをさせていただきまして、

どうもガーデニングショップ、つまり園芸店でご購入された御様子。

はっきりいってポットの状態で夏越しされますと、培養土が悪く枯れます。

つまりピートモス主体の培養土であったことです。その見分けがつかず但単純に苦情を言われたのです。

(後になって分かったのですが本来のカワラナデシコでない、

園芸化されたカワラナデシコさえも見分けがつかなかったようです。)
 

2.弊園より春にご購入されましたお客様。夏ごろに「枯れたから保障せよ」とのお電話。

色々とお聞きしますと、植え替えられた培養土に問題があったのです。

つまり「信頼する友人からカワラナデシコは赤玉土主体(80%)の用土がよい」とアドバイスをされた御様子。

その培養土が全く問題がなく、送った弊園の苗が悪かったというまったくもってムチャクチャなお話し。

さっそく弊園で管理しておりました同じケースに入っておりましたカワラナデシコと、

弊園にて実生した幼生苗のポットの画像をお送りいたしました。

弊園の苗が悪いわけではなく、植え替えられた用土が悪かったのです。

つまり空気の流通のない排水の悪い培養土であったことです。
 

3.話は変わりますが、弊園花き園芸卸売市場へ出荷しておりますが、

ある園芸市場より「原種のカワラナデシコが欲しいのですが」との御連絡。

「当方販売しておりますものはすべて原種ですが」とご返答。おかしな話をされるなあと思っておりましたところ、

「そうそう、一般の花き園芸農家さん、種苗会社のカタログを見て種子をお買いになります」と思いました。

つまり種苗会社のカタログのカワラナデシコじゃ改良されたつまり園芸化された、今流で言うならハイブリッド種なのです。

弊園は昔ながらといいますか山野草業界、秋の七草にあるカワラナデシコそのものを長年作り続けているのでした。
 

4.そのようなことなのですが、カワラナデシコを育てるには

山野草専門業者が販売する「山野草の土」をおすすめいたします。

それはなぜかといいますと、自から育てている山野草の培養土は自から調整した培養土を使用しているからです。

つまり、長年の経験から理想的な用土であるからです。枯れるような用土を使用したなら経営が成り立ちません。
 

5.そして春から秋まで長く花を咲かせるには、やはり肥料の問題があります。

弊園では長期化成肥料を使用しておりますが、みなさまにもおすすめです。

_IGP2888 _IGP2889
前回10月19日に通行した折にはフジバカマがタイミングよく咲いていました。

その約1か月後、あたりを散策してみました。

白花の咲くサワヒヨドリも終わりかけておりましたが、まだまだ見られました。

_IGP2891 _IGP2892
本性品のフジバカマはといいますと、花も終わりかけており、綿毛となって種子も飛んでいくのも時間の問題かと。
_IGP2895 _IGP2896
よく手入れされた道路ののり面にはシッポゴケと思われるコケがきれいに生息しているのでした。
_IGP2897 _IGP2899
北の斜面にて、終日日が当たらないのではと思われるのでしたが、

このようなところを好んで生息していることがよく分かります。

_IGP2900 _IGP2905
斜面の上を見ますと桧の根元には「マンリョウ」が色付き始めている姿が。 その下には赤く色付いた実をつける「ツルリンドウ」が見られるのでした。
_IGP2906 _IGP2916
あたりを見回わりますとツルリンドウの様々な形態が見られ、自然の中で耐えていく知恵を見る思いがいたします。
_IGP2918 _IGP2903
そして足元にはササリンドウが咲いているのでした。

昔は至るところに咲いていたように思われるササリンドウも今ではどうでしょうか。

焼き物の里へ行くのによく通った昔の道も、一度たずねたいと思います。

_IGP2907 _IGP2917
自然に色づく「ヤブコウジ」です。

その内に鳥に喰べられて早くに見られなくなるのではと思いますが、何んともかわいいヤブコウジです。

_IGP2909 _IGP2910
多分ウマスギゴケかと思われる中で、赤い実をつけるヤブコウジ、何んともいえない絵になるとはこのことではと。
_IGP2911 _IGP2914
そしてショウジョウバカマ、春にはきっと美しい花を咲かせてくれるのではと思います。春には要注意です。
_IGP2919 _IGP2913
ヒカゲノカズラ、シッポゴケそしてショウジョウバカマの混生する姿が見られる風景がここ信楽町にはあるのでした。

本当に身近にあり、自然を大切にしなければと思います。

_IGP2649 _IGP2667
小豆島に生育が見られるというミセバヤ。本年も見事に咲いてくれています。

温帯性で冬の凍結による越冬により、地上部は休眠状態になるのですが、

それにより山野草と言われる由縁なのですが、れっきとした多肉植物です。

_IGP2694 _IGP2696
本邦産の各地に生育が見られるツメレンゲ。

やはり温帯性ですので冬の凍結による防寒性を持つ多肉植物だけに、

脱水作用により、ミイラ状になって冬越しをいたします。

それにより山野草と言われるのですが、やはりれっきとした多肉植物です。

_IGP2550 _IGP2556
_IGP2557 _IGP2558
斑入りのキイジョウロウホトトギスです。焼かずによくもここまで育てられたものと感心しております。

それと、どうも斑入りキイジョウロウホトトギスは遅咲き種なのでしょうか。

今秋本場紀伊山地を300km走り回り、いろいろな産地を見て回りましたが、

開花期の違いは地形だけではないもかもしれません。

長い年月の間に固体変異ができたのかもしれません。

_IGP2559 _IGP2560
オオバジャノヒゲ「黒龍」です。別に秋の山野草ではありませんが、

上手に育てられており、ご紹介したいと思い、入手しました。

よくしまり、育てられた方の力量がしのばれます。

_IGP2563 _IGP2565
以前にもご紹介しておりますが、珍しい秋咲き、しかも白軸です。つまり透けております。変わり花の二重芸です。
_IGP1962 _IGP1964
以前よりこの道路を時折利用しておりましたが、秋の訪れとともに白花の「サワヒヨドリ」が咲く姿が見られるようになりました。実は通り過ぎてみると本性品のフジバカマが咲いており、驚くと同時に後戻りをしたのでした。 きれいに刈り込まれたのり面に花咲くサワヒヨドリです。この季節どこにでも見られる山野草です。
_IGP1965 _IGP1966
アスファルトとコンクリートのわずかな隙間に根を張るヨメナ、山野草業界ではノコンギクといっていますが、よく咲いています。 そしてサワヒヨドリに混ざって咲く「アキノキリンソウ」が見られるのでした。
_IGP1972 _IGP1974
あちらこちらと咲くアキノキリンソウです。育てますと、少し作りづらい山野草です。
_IGP1975 _IGP1981
通り過ぎようとして、目にとまってしまった国内種の本来のフジバカマ、これこそが秋の七草です。この道沿いに咲いてくれたものです。
_IGP1986 _IGP1987
サワヒヨドリとフジバカマはやはり花色が違うだけに区別がつきます。でも夜間温度が低いのか、花色が冴えています。 その冴えたフジバカマです。当大原野に生育するフジバカマと見比べる必要がありそうです。
_IGP1982 _IGP1984
こちらはネズミガヤではと思ったのですが? 弊園では斑入りのネズミガヤを作ってはいるのですが、その花そっくりに見えるのですが。
_IGP1988 _IGP1989
道沿いに時折目にするアキノキリンソウです。 このようにのり面を刈り込んだあとに育っております。
_IGP1990
ダルマシオンです。これは道沿いのお庭に毎年この季節に美しく咲くシオンです。例年楽しみにしています。
_IGP1735 _IGP1737
突然にコンクリートの壁面に「ツメレンゲが育っています」といって車をストップ。早速車を降りて撮影を開始します。 コンクリート面に生息するツメレンゲを見上げるのですが、ここまで育つのにそれこそ何十年と経たのではと思います。
_IGP1739 _IGP1746
よく見ますと、花咲く株もあれば小さな実生株も苔にうずもれるように小さく小さく育っています。これでも何年かがかかっているかと思います。多分このコンクリート面が苔むすようになった結果、この大群落に育ったかと思います。 他の壁面にはヒメツルソバが、そしてツメレンゲが育っているのでした。
_IGP1742 _IGP1746
排水するパイプ付近に育つツメレンゲ。周りはヒメツルソバ。絵になるのでは? ヒメツルソバのお花畑に花咲くツメレンゲ。こんな珍しい姿も観察できましてラッキーでした。
_IGP1744 _IGP1743
ツメレンゲとヒメツルソバ、こんな風景が見られるとは長生きはするもんだなあと感動しております。 こんな姿も見られました。
_IGP1750 _IGP1747
こんな画像も撮れました。いかがでしょうか。 ツメレンゲの自然に生息する姿も感激する画像です。これもいかがでしょうか。
_IGP1555 _IGP1559
次いで、キイジョウロウホトトギスを求めて生息地を移動します。

そこにはコウヤボウキの花が咲いているのでした。初めて見る野生のコウヤボウキに「へえ」と感動するのでした。

_IGP1586 _IGP1587
湿潤な環境を好むキイジョウロウホトトギス。そこにはクジャクゴケが見られました。

岩場なだけに大きくならず、個体数もこの一個体だけかと思います。それに湿潤なだけにイワタバコの実生株もたくさん見られます。

_IGP1589 _IGP1605
辺りを見渡しますと、こんなにも実生株が見られるのでした。 案内してくれた知人が、当方がイワタバコを撮影しているのを見て、「こちらにもあるよ」と案内してくれたのはびっくりです。自生地だけにいとも簡単に大群落を作っているのはさすがとしか言いようがありません。
_IGP1607 _IGP1610
平地で育てますと、夏の暑さに弱く、うまく育ってくれないイワタバコなのですが、生育環境がこう違うと何の支障もなくこんなに育ってくれています。 辺りはこんな環境です。空中湿度もさることながら、夏の気温もかなり涼しいのではと思われます。花咲く季節に訪れられることを希望する次第です。
_IGP1641 _IGP1645
アケボノソウが見られるのでした。やはりこの辺り、夏でもかなり気候が涼しく、明るいところでも見られるのはそのせいかもしれません。弊園が営業しております京都西山では、同じ山の中でもより薄暗いところに見られ、非耐暑性であるだけに涼しさを求めていることが分かります。 キイジョウロウホトトギスを求めて山の奥深く行く途中に見た「ミカエリソウ」です。このミカエリソウ、いたるところに大群落を作っているのです。
_IGP1650 _IGP1653
花は少し終わりかけ、残花となりかけていましたが、それであっても充分楽しめました。 下は谷底です。
_IGP1655 _IGP1659
山の斜面です。 やはり山の斜面です。
_IGP1674 _IGP1676
一番きれいに咲いているミカエリソウでした。 気候のせいなのでしょうか、濃色を呈し、従来「濃色ミカエリソウ」として販売していたのはこれだったのではと思われるのですが。いずれにしましても、なぜ「ミカエリソウ」と呼ばれたのか、この生息地を訪れることが出来て納得いたしました。
_IGP1682 _IGP1684
イワタバコの大群落はいたるところに見られるのではと思う場面です。本当に、花咲くころに訪ねられたならと思います。
_IGP1688 _IGP1689
そこにはアキチョウジが咲いているのでした。刈り込まれているのか、少し痛々しく咲いているのか、

或いは秋に咲くわびしさを感じさせられました。

_IGP1691 _IGP1692
でもその一枝がイワタバコの群生しているところに下垂して咲く姿はシャッターチャンスとしては最高でした。 このように本来の姿で咲いているアキチョウジも見られるのでした。仕方がありませんねえ。山の手入れをする人々にとって、雑草にしか見えない山野草ですから。
_IGP1695 _IGP1696
案内してくれる知人はやはり日ごろから植物を見る目は確かで、「アオネカズラです」と指さしてくれます。 当方は車から降りて撮影。
_IGP1697 _IGP1699
アオネカズラが好む環境を見る思いがいたしました。

比較的乾いたところに着生しながら育ち、そして少し明るめの風通しがアオネカズラにとって良い環境なのでしょうか。

_IGP1701 _IGP1703
さらに次の目的地へ行くために山を下りてくるのでしたが、そこは明るい切通し。イワヒバの自生が見られるのでした。
_IGP1704 _IGP1705
半日は日光があたり、風通しもよく、岩場に育つイワヒバは良く締まって育っています。

前を見ますと、十津川あるいは熊野川の支流なのでしょうか。どこを走っているのかまったく不明です。

_IGP1706 _IGP1710
崖の上を見上げますと、イワヒバだらけです。胞子が飛び散り、大きな群落を形成しています。 よく見ますと、フデゴケが岩場に育ち、そこにイワヒバが育ったのか、と思わせる場面でした。
_IGP1733 _IGP1729
次に案内していただいた、金網越しに咲くキイジョウロウホトトギスの穴場。 そこにはリンドウ、通称ササリンドウが見られるのでした。やはり夏の暑さを嫌うササリンドウだけに、山中の深山に咲く姿が本来のものなのでしょうねえ。
_IGP1735 _IGP1748
そして次々と案内していただくのですが、山野草であり多肉植物でもあるツメレンゲの群落が見られたのです。 ツルソバと寄り合って咲くツメレンゲの姿。自然ならではの景観です。くわしくは別途、多肉植物販売カテゴリで取り上げたいと思います。
_IGP1788 _IGP1799
次いで案内いただいたキイジョウロウホトトギスの穴場。かなり降りてきたことが分かる「シラン」の野生状態です。暖地性の地生ランが生育しているということは、冬もそう冷え込みがきつくはないのかもしれません。でもシランはラン科植物、乾燥を比較的好む宿根草だけに、湿潤を好むキイジョウロウホトトギスとの共存はどのように考えてよいのか、悩むところです。 そしてそこには山野草といってよいのか分からないのですが、野生のアリドオシ、つまり「一両」が苔むした岩場に張り付くように育っているのでした。
̃y[WTOP
Copyright(C)2008 ISHIDA Seikaen All rights reserved.