園主のフォト日記
2017年10月
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ここ何年か前に入手しましたミセバヤです。
やはり個体変異があり、それぞれ特徴があります。

今後さし木、実生等で増殖に努めていきたいと思います。

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信楽焼植木鉢の三つ足シリーズの中の白釉三つ足といわれる商品に多肉植物の土2号で植え込み、育ててみました。
水やりは2日に1度くらいだったと思います。

順調にうまく育ってくれたように思えますので鉢と土と肥料、そして水やりのバランスが良かったのでしょう。

こちらは黒泥三つ足といわれる鉢を使用。
この鉢の場合、鉢表面から水分がよく蒸発したと見え、ミセバヤの草丈が今一歩伸びませんでした。明らかに水分不足と思われます。

そして花も貧弱に咲いてしまいました。

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両者の比較です。
同じ鉢でも釉薬の違いによって育ち方もこのように差が出ます。
今後の参考になるのではと思います。
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実は、5月の初めに見慣れない小さな小さなヒダカミセバヤの5~6芽入りの鉢を入手。
ヒダカミセバヤには見えませんでしたが、まさか赤葉カラフトミセバヤとは気付かずじまいでした。
持ち帰り、炎天下に置いておきましたところ、葉は赤葉。
あわてて半日陰に移して成長を見ていたのですが、今日現在の株です。ここではじめて赤葉カラフトミセバヤと気付きました。
そして考えたのですが、元々現在流通している『赤葉ヒダカミセバヤ』は自生地の採取品であったヒダカミセバヤの中に混入しておって、
それを生産しておられた農園或は販売店で見つけられ、それを増殖されて今日「赤葉ヒダカミセバヤ」として北海道で販売されて
いるかと思います。このラベルを見ますと、増殖された趣味家はその昔ヒダカミセバヤに混入され、本州に渡ってきた中に、
この少し変わったヒダカミセバヤを見つけられ、長年に渡り育ててこられたものと思われます。
或はその一部が他人に渡っていたのかもしれません。
現在、このカラフトミセバヤがなぜ「赤葉ヒダカミセバヤ」として流通しているのかそのルーツを見つけた思いがいたします。
そして現在出回っている赤葉ヒダカミセバヤといわれるカラフトミセバヤと同一か少し変異がある別個体か見極めたいと思います。
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この個体は販売当初、つまり2年前より「ユーパリミセバヤ」で販売しておりました個体です。
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そしてこの個体も「ユーパリミセバヤ」として扱っていました個体です。
ところが一部に本来のカラフトミセバヤと思われる個体の混入があり、販売中止とさせていただきました。
その後選別しましたが、昨年は北海道より山採り栽培品を送られてきましたものを選別の上、販売いたしました。
更に北海道大学よりユーパリミセバヤの分類に関する資料もお送りいただき、
検討に検討を重ねた結果、この画像の個体の特徴を持ったものがやはり「ユーパリミセバヤ」で正しいかと思います。
ところがユーパリミセバヤは夕張岳固有種とのこと。
弊園が北海道はもとより色々なところから入手しましたが、本当に固有種かどうか疑問に思える程あったのです。
しかしながら、弊園の栽培品を分類しますと、カラフトミセバヤ(現在「オオカラフトミセバヤ」で販売中)、
ユーパリミセバヤ、そしてエゾミセバヤとピタリと分類されるところから、やはり合っているとしか思えません。
そう考えると、ユーパリミセバヤはその個体数の多さからどう考えても夕張岳固有種なのか検討の余地があります。
今後、「品種等の紹介」にて詳しく解説したいと思います。
ご期待ください。
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先日来、話題に取り上げております下垂性のヒダカミセバヤです。
開花も始まり大体特徴もわかってきましたので、来年は子苗でも販売できるようにしたいと思います。
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そしてこちらも同様、下垂性のヒダカミセバヤです。
個体別に番号をつけまして販売したいと思います。
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大型になるヒダカミセバヤです。
これもカットしなければやはり下垂性を帯びるかと思いますが、何タイプもありますので今後調べてみます。
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これはすでに販売を開始しました、赤花(赤軸白肌)ヒダカミセバヤです。
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白肌系のヒダカミセバヤですが、赤葉系のものと併せてこの矮性のヒダカミセバヤ、どうも開花させるのが当京都では難しいらしくなかなか咲いてくれません。
多分夏の暑さが障害となっている感じがします。
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昨年入手しました小型の赤花カラフトミセバヤです。花は全開せず、クナシリミセバヤそっくりです。
花色の薄い方がアポイミセバヤです。
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小型赤花カラフトミセバヤの草姿です。
本年は無肥料で育てましたのでコンパクトです。
拡大画面ですが、カラフトミセバヤも色々な変化種があって今後調査をする必要を感じます。
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そしてこれは先月の東寺の弘法さんで入手したヒダカミセバヤの変わりです。
葉型を見ると間違いはありませんが、現在出回っているヒダカミセバヤとはまったく趣が異なるタイプです。
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これは今月の弘法さん(21日)で入手したヒダカミセバヤです。 この葉を見ますとヒダカミセバヤに間違いありません。
少しずつ異なるのですが、生まれ故郷はどこなのか知りたいところです。
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これはネットにて樺太ミセバヤで販売されていたものを入手したヒダカミセバヤです。
前者とは少し異なった個体です。
葉型から見ましてもヒダカミセバヤに相違ありません。
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再度登場していただきました赤花(赤軸白肌)ヒダカミセバヤです。
同じヒダカミセバヤでもかなり個体差があります。どのように変化したものか興味は尽きません。
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カラフトミセバヤと分類される中で、北海道産のものは狭義のカラフトミセバヤ、エゾミセバヤ、ユーパリミセバヤ、ヒメミセバヤと分類された経過が北海道大学よりお送りいただきました昭和46年のユーパリミセバヤの分類に関する文献にて確認できました。
そしてユーパリミセバヤとはカラフトミセバヤの中で小型のタイプであることもわかってきました。
それではこの大型タイプのカラフトミセバヤは何かということに疑問が湧いてきます。
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同じく大型タイプのカラフトミセバヤです。
現在のところ、この大型を北海道産のカラフトミセバヤ、つまり狭義のカラフトミセバヤとしなければなりません。
その昔分類、命名された当時のこのカラフトミセバヤはこれだったのかと疑問に思いますが、やむを得ません。

そして昨年ユーパリミセバヤとして販売させていただきました中に、このタイプと次に分類した下垂性のタイプが混入していたことがわかりましたので、皆様に御通知させていただきました。
このカラフトミセバヤ、花付きが悪くどれも1花くらいしか花をつけません。

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このカラフトミセバヤは下垂性を帯びており、しかも花数も少ない特徴があります。
昨年販売させていただきましたユーパリミセバヤの中に、このタイプも含まれていましたのでやはり間違いであることは否めません。

昨年北海道より送られてきましたカラフトミセバヤといわれた個体が本年大きく下垂性を帯びて成長しましたのでエゾミセバヤと判断しましたが、それとこれの関係も今後考えていきたいと思います。

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そしてこの小型のタイプがユーパリミセバヤであることはほぼ間違いないかと思われます。
但、育て方が悪く小型になりすぎてしまいましたが、それにしましても花数が多くつき、上記2種とやはり違うタイプである事がわかります。
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花の終わったユーパリミセバヤです。小型のタイプで花付きは良好です。
このタイプはほぼユーパリミセバヤに間違いないと思われますが、ヒメミセバヤとカラフトミセバヤは疑問が残ります。
仮に大葉の大型タイプをカラフトミセバヤとしますと、ヒメミセバヤはどれに当たるかということになります。
そしてゴケンミセバヤがエゾミセバヤであることもわかりました。昭和46年当時どのように判断されたのか、今となってはどうしようもありません。
当時の学者の方々が勝手に自然界のものを分類し、後の追跡調査もせずただ単に研究報告をしたという「論文成果主義」的な考えであったことは否めません。
今でいう産学協力であれば、民間である生産業者と組んでおられれば、或いは現在の流通はと思うと残念でなりません。
そして今日学会に於いてもその分類がわからなくなり、単に連続変異として片付けてしまっている現実があります。
つまりカラフトミセバヤ=エゾミセバヤとしているのではないでしょうか。

育てれば育てる程、作れば作る程、その変異に驚かされるのですが、今となっては昭和46年当時の分類の整合性の一到を求めるにはあまりにも時間があきすぎてしまいました。

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信楽焼の比較的乾きやすい鉢で育てたユーパリミセバヤです。
色々と栽培しているとわかるのですが、やや乾かし気味に育てられたユーパリミセバヤを見ますと野趣たっぷりに育ったユーパリミセバヤのようであり、北海道の山岳地帯に自生している姿を感じさせられるそのもののように錯覚してしまいます。
一年間栽培してわかりましたことは、夏の炎天下、直射で育てましても、どれもこれも花芽がつき丈夫で多花性であることです。
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ツメレンゲです。昨年入手しました紀州本宮産です。
育苗箱に入れまして一年間置いておきましたところ、ミニもミニになってしまい、それをこの夏8月に2号(6cm)ポットに株分け、鉢上げしました。
野性だけに色々な個体が見られます。
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オオベンケイソウの開花です。
ミセバヤと同じくムラサキベンケイソウ属に組み込まれている仲間です。
大陸産ですが、ヨーロッパへ渡り色々と交配がなされ園芸品種が生まれています。
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本邦産のベンケイソウの開花です。
その昔はなかなか人気種だったとか。それが明治以降でしょうか、大陸からオオベンケイソウが導入されますと人気が衰えてしまったと言われています。
クラッスラ 火祭の開花です。
平地では初秋の開花ですが、高冷地では気温の低下と共に葉も色づいているのにはびっくりいたしました。
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斑入りのトラディスカンティア(南米のツユクサ)です。
色々な種類がありますので、今後調べる必要があるかと思います。
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小葉性のタイプのカラフトミセバヤです。 大葉性のタイプのカラフトミセバヤです。
どうもこのタイプは花つきがどの個体も悪く、やはり高山植物系なのかもしれません。
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オロスタキス 薄紅蓮華
この春にさし木しまして、よく育ってきました。
ムラサキベンケイソウのオオベンケイソウの花が満開となってきました。
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このポットは9日(水)の記事にて紹介いたしました農園の生産品。
つまり花き園芸市場に出荷され、バイヤーである小売店が仕入れ、販売されている商品そのものです。本年3月31日の「園主の日記」を見ていただくとわかるのですが、入手後販売せず管理してきたものです。
そして8月24日頃に咲き始めてきました。
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昨年入手しましたネットショップの赤葉ヒダカミセバヤ。
弊園で今春植替え、肥培管理をしてきまして、小葉性からだんだんと大きく成長してきております。花芽が付かなかったのでもう一作は必要かと思っていたのですが、同一のものとは思いもよりませんでした。
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ブログ等、様々な赤葉ヒダカミセバヤが紹介されてきましたが、それは断片的なものであり趣味家のみなさまからすればやむを得ないことでもありましたが、ここで流通の謎が解け納得いただける答えが出せたかと思います。
但、なぜヒダカミセバヤと名づけられたかといいますと、北海道の生産業者にお尋ねすると「最近まで全くミセバヤの分類、並びに流通等がわからなかった」とのこと。
それは、現在アポイミセバヤであっても環境省のレッドデータブックスでは不明種となっていることからしても、当時赤葉ヒダカミセバヤと命名されたことはやむを得なかったと考えられます。

そしてこの個体がカラフトミセバヤの中のどの位置に分類されるのか、それはそれで謎の一つとなってきました。

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昨年入手した桃花ツガルミセバヤ、
何か交雑種のような解説がなされ送られてきた苗も、育ちが今一歩の小苗でした。
そういうものかなあと思っていたのですが、
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一作しますと通常のツガルミセバヤと同様、大きく育ってしまいました。
培養土は弊園「多肉植物の土2号」です。
やはり肥培管理しましたならよく育ちましたが、これから見ると通常のツガルミセバヤ。
弊園の販売品はどうも青森産のようですが、白花から少し赤みがかった赤花まで色々と個体変異があります。
そう考えますと稀に桃花ぽく咲く個体がどこかに存在したのではと思います。

以前より秋田県に自生しているツガルミセバヤが入手いたしたく思っているのですが、入手できません。

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そしてこのポットのものが現在販売しているツガルミセバヤです。

北海道より送られてきましたので、蝦夷砂で植えられていますがやはり細かく、育ちは今一歩です。

やはり、通気性・排水性の優れた良い培養土でないとダメなことがよくわかります。

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春からお訪ねしたいと思っておりました。
赤葉ヒダカミセバヤを作っておられる農園へやっとお訪ねいたしました。

ブログ等で面白おかしく書かれている赤葉ヒダカミセバヤ、その入手はいかにしてされたのか疑問に思っておりました。
そして農園種のお尋ねしたところ「北海道のネットショップより」とのこと。
一瞬「えっ」と思いました。
当初よりネットショップの販売品とは別物と思っていただけに不思議でなりませんでした。
でも次に出てきた言葉では「ここで作っていると大きくなったんです」とのこと。
そうだったんです。
作りが上手で、いわば満作で100%力をつけて大きく育っていたのです。
やっと謎が解けました。
でも、どう見てもヒダカミセバヤには見えませんねえ。

画像は台風の後の雲天の夕方5時です。
快く見せていただき、御礼とともに帰路につきました。

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