園主のフォト日記
2019年12月
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2019年11月20日 早咲きの椿の花が咲き始めています。弊園にて。 椿の苗販売
関戸太郎庵です。
 
 
桃色、一重、筒咲き、開花期11月から4月
来歴は江戸中期の茶人、高田太郎庵遣愛の名椿といわれ、尾張の豪商・関戸家を経て、現在は犬山市の常満寺に古木があるとのことです。
初嵐(白玉)です
 
白花の代表的品種とのこと。白玉椿と呼ばれる品種は何タイプかあるようですが、この初嵐が本来のようです。
2019年11月15日 椿の苗販売 太郎冠者(有楽) 一作しますと立派な3年生苗となりました。
 
シャ光下で栽培しているとはいえ、この太郎冠者(有楽)は樹勢も強く、他の品種よりも生長が良い品種です。でもその生長を足けるのが肥料の役目です。弊園では春一回長期化成肥料を3号1ポット当たり1g施肥いたします。約半年間の効果があり、このように生長してくれます。(2019年11月15日)
梵天白が入荷しました。
 

用土は春に梵天を入手した直後、弊園販売の花木・樹木の土にて植え替えました。
肥料は長期化成を植え替え直後に施肥。


ポットは3号底角穴ポットを使用。排水ともに通気性にも秀れ、根がよく回っていることがわかります。

初嵐 3号 2年生苗を一作しました。
 
白玉椿と呼ばれる初嵐。早やこの季節に咲き始めてくる早咲性です。茶道の世界では初釜に使われる代表的な白椿です。
色々と調べますと白玉といわれる品種はかなりあって但単に白花の咲く白椿を白玉椿と名付けておられる品種もかなりあるようです。そのようなことで茶道の長い歴史の中で京都を中心とする関西が本場なだけに、その当時今でいう「初嵐」を白玉椿が本来であるようです。但その初嵐にもどうも2系統存在するようでこれはこれで問題なのですが。

椿 数寄屋 3号 2年生苗を一作しました。
この春入荷しました頃にはそう大きくはない2年生苗でしたが、弊園にて夏の間育てますと、思う以上に立派に育ってくれました。莟もたくさん着いています。育て方だけを説明しますと春2年生入荷時に「長期化成肥料」を1gを施肥したのです。何しろ数ある肥料の中で弊園おすすめの肥料です。

季節は秋、焼き物の里、信楽焼の帰路、自然が見られる国道307号線・432号線を走っていますと至るところにお茶の花が咲いているのです。
道端に茶の木が野生化しているのです。 茶の木が我国に伝わって以来、相当な年数。宇治に育てられた茶の木がこの辺り一帯にも見られるようになったのも歴史のなされる技かとも思われます。
今が盛りかのように咲きほこっている茶の木。
国道沿いにたくさん見られる茶の木の花。この季節の茶花には最適ではと思いながらあちらこちらと。
うす暗い山中にも茶の花が咲いているのです。茶の木は日陰でも日向りでも育つようです。
車を停車したところ、よく見るとやはり自然ですねえ。茶の木以外にもアオツヅラフジ、ノイバラの実が色づいているのでした。
手近かに見られるアオツヅラフジです。というよりも自然の中に道ができているといった方が適切なのかもしれません。
そのアオツヅラフジとともに赤い実が見られるのでした。そうノイバラの秋の実成りです。春ノイバラの花がこの国道沿いにたくさん咲いていました。それが今このように赤い実をつけているのでした。
季節を感じさせるノイバラの赤い実です。 色々な使い方が考えられるのでしょうが、やはり茶花にも最適かと思うのですが。
鈴成りとはこのようなことをいうのではと思う程に見られるノイバラの秋です。
国道沿いに手近かに見られ、季節感を満喫させてくれる国道でもある432号線です。そしてそこにはコケがアスファルトを被うように育っているのでした。
山際の空中湿度が高いと思われるところに育つコケです。こんなところにでも苔の育つ環境が自然は教えてくれています。
よく見るとハネヒツジゴケでは。こんな環境で育っているハネヒツジゴケです。
環境がそうさせているのか、気持ちよさそうに生長しているハネヒツジゴケのアップです。
そしてそこにはハイゴケも見られるのでしたが、少し黄色く色づくハイゴケです。冬には黄金色とまではいきませんが黄色く美しくハイゴケの変異種です。このハイゴケも環境に合わせて自然の中で多様に変化するハイゴケ。一度色々なハイゴケを集めて鑑定していただいたところ、すべてハイゴケ。笑ってしまいましたというよりこれで一つ学びました。
しばらく走っていますと停車したところにまたまたアオツヅラフジがぶらさがっている光景に出会いました。
こんな枯れ木にも寄り沿うようにつるがぶら下がっているのでした。
よい眺めのアオツヅラフジ。都会では味わえることができない自然がこんなに手近に見られるとは。
そこにはやはり青い実のノブドウが、段々と色づいていく色とりどりの実をつけるノブドウです。ノブドウにもいくつかのタイプがあるのか我々業者が扱うノブドウはもう少し実の大きいタイプです。個体変化なのか種類が違うのか、勉強不足を感じさせます。
少し霜にやられていますが「一子侘助」の開花初めです。 数寄屋といわれる侘助です。
紫式部の咲き始めです。 湊晨侘助です。
紅侘助です。 霜にて少し痛んでおりますが「有楽」つまり太郎冠者です。
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更に奥地へ車は走って行くのですが、するとマンリョウの野生種、かなり大きい株が目に入りました。
この大きさになるまで自然ではかなりの年数ではと思うのですが、やはり日照の少ない、薄暗いところに自生は見られます。
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アサマリンドウです。
やはり冬の寒さによって休眠状態になりかけています。年が明けて1月2日の本格的な寒気で、この辺りも雪が積もることも、その頃には地上部も消えているのではと思います。
そして、大きなイワナンテンです。
この辺り一帯、あちらこちらにその自生が見られ、環境が適していることがよくわかります。つまり、国内種のイワナンテンは日陰の花木ですねえ。
そして下垂性だけにキイジョウロウホトトギスと同様、崖にその生育する姿が見られます。
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マンリョウとまた出会えました。
この辺りは環境が適しているのでしょうか。やはり日陰の樹木、花木ですねえ。この谷は日照も少ないのではと思います。
江戸時代に流行した植物、当時冬の観賞植物として持て囃されたのはわかる気がいたします。
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車は少し開けたところへ出てきました。
するとそこにはコスギゴケが育っているのでした。
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辺りは天然林が切り開かれているところでした。多分植林を待っているのでは。そんな瓦礫の岩場にコスギゴケは育っているのでした。
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林道の下には谷が、その林道ののり面には小型のホウオウゴケがよく育っているのでした。
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ホウオウゴケの種類はといいますと、今後の鑑定を待たねばなりませんが、それはサンプリングさせていただきました。 巨木の二又には腐葉土が積もり、そこにはクリハランであったり、シシランであったりするシダが育っておりました。
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更に車は走って行きますと、今度はセンリョウに出会いました。
山で見るセンリョウは初めてのこと。珍しさもあって「あるんやなあ」と独り言をつぶやいているのでした。
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次に、水の流れの枯れた山の斜面の谷、そこにはホウオウゴケが大きな石に着生しているのでした。水が切れているせいか、少し痩せ細っている感じがいたします。
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或いは、水が切れて月日が経ているのか、ホウオウゴケも茶色変色を始めているのでした。
おそらくは休眠に入っている、強制休眠ですが、ある時期、例えば梅雨期の連日雨が降る頃には復活するのではと思います。
いずれにしましても、この山といいますか、付近一帯は乾燥した地帯です。
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ある谷川にかかるコンクリート橋を渡ると、その谷にはクリハランの群生が見られました。
日陰で水を好むようなシダであることがわかります。
そのコンクリート橋にはこのような苔が育っていました。
比較的乾燥に強いのかもしれません。
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しばらく走ると、案内してくれているドライバーでもある知人が「オオカサゴケですわ」との一声。どこどこと見回すとあるのでした。 通常オオカサゴケは地表面に育っている場合がほとんどなのですが、ここでは岩場に着生してオオカサゴケの姿があるのでした。
多分わずかの腐葉土の層に育っているのではと思います。
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このオオカサゴケ、コケだけに岩場に着生して育っているのには驚きです。おそらくは岩場に元々育っていた他の苔の上に、胞子で育って行ったのではと思います。 乾いた岩場にはオオカサゴケのミイラが見られるのでした。おそらく梅雨期の雨の多い季節にはよく育っているのでは。

元々乾燥地帯のこの山、オオカサゴケがこのように育っているとは考えられないのですが、不思議なことがあるものです。考えられることは、紀伊山地、我国では年間降雨量の多い土地柄、オオカサゴケには好適な環境。
ところがこの違いは乾燥する山のようです。すると、降雨量の少ない季節はこのような状態になるのでは、ともかくもよく乾燥に耐えて、毎年育っているものと考えられます。

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乾燥に耐えて育っているそのオオカサゴケです。
きっとこの上面には、オオカサゴケが連なって育っているかと思われます。
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一路林道は一本道を進んで行くのですが、フデゴケの生育地へ入って行きました。 そこにはツルリンドウの赤く色づいた実が見られるのでした。
普段育てようとするとなかなか難しいツルリンドウですが、涼しい山の中では野生状態でこのように育っているのです。
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こちらにもフデゴケが。 ハイゴケと混生して生育しているフデゴケの生育環境、それなりに明るいところでもあります。
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こちらは完全に休眠状態になっているアサマリンドウが見られました。
枯れているだけに少し見にくいのですが。
雑木の向こうに見える崖の岩場はフデゴケの群生のようです。
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いかがでしょうか。
フデゴケのコロニーは少し乾燥地帯なので、生育は今一歩と思えぬこともないかと思われます。
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しばらく走りますと、今度は土壌豊かな森林地帯、案内係は「キナンカンアオイですわ」といって車を停めてくれました。 このキナンカンアオイの群落を形成するには、何十年と月日は経ているのではと思われる程、株があちらこちらに見られるのです。
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いかがでしょうか。自然のキナンカンアオイの崖に育っているその姿は。
滅多に見られるものではないかと思われます。
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そしてそれらの花が咲いているのでした。
極めてラッキーでした。
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車はキナンカンアオイを後にして、一路林道を走るのでした。次に出会えたのはコンクリート壁に見られるホウオウゴケ。長年生育し、よく育っている姿が見られます。
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どうもこの姿からトサカホウオウゴケではと思うのですが、正しくは後程に。 日は西に傾きかけてくるのですが、林道はどこまでも、すると大きな岩にぶつかるのでした。
その岩場にはフデゴケが、乾燥する岩の上で育っているのでした。よく見ると足元には岩を砕いた砕石が摘まれているのでした。
よく考えてみるとこの林道の道幅を広げる拡張工事であったような。そのせいか痩せこけたフデゴケが皮をめくったように地面にたくさん落ちているのでした。
貴重なフデゴケでしたので、4枚を拾ってしまいました。
フデゴケの育て方を考えてみたいと思います。
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その乾燥した岩に張り付くように育っているフデゴケです。
いずれはなくなるであろうこの大きな岩です。フデゴケの姿を記念に。
やはり生育不良気味に育っていることがよくわかるフデゴケです。
その昔はそうでなかったのかもしれませんが、このコロニーを形成するのにも何十年の月日はかかっているのではと思います。
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その脇道のような林道、今度は遠めでもすぐわかる赤い実の集団、落葉した木々にぶら下がる姿が目に入りました。
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サメカズラです。園芸的にはビナンカズラと呼ばれることが多いかと思います。
調べますと雌雄異株、どうりで実がつかないといわれるビナンカズラ、自然では雄木もどこかに潜んで育っているのでしょうねえ。たくさんの実をつけてくれています。
盆栽業界では色々な説があるのですが、「雄木が必要」という決定的なコメントは聞かれません。今後雄木を何としなければと思います。
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そして次に目にしたのは、紀州産 コメツツジ。
天然林の林床に密生するがごとく沢山自生しているのでした。きっと春には美しい小輪のツツジが咲きそろっているのではと思いました。
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ようやく日が西に傾いた頃、原生林を切り開いたようなところに車は出たのでした。そしてその林道の崖にはコスギゴケが一面育っているのでした。
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そしてコスギゴケは日照を好むのではと思われます。
何しろ切り開け、明るいところにはこのコスギゴケばかりですから。
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そのコスギゴケが育つ岩場がある斜面にはウラジロといわれるシダの大群落があったのです。
そして赤い実が目に付くセンリョウも日陰となって、よく育っているのでした。
このセンリョウ、日陰ながらも明るい日陰で風通しも良く、よく締まった理想的なセンリョウに育っているのでした。
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それにしてもこのウラジロ、正月の飾りに使う習慣のある日本、需要は減ったとはいえ、十分にまかなえる量ではと思います。 そのウラジロの下に隠れるように育っているこれまた大きな株のセンリョウがあったのです。
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それはそれは大きな株のセンリョウ、しかもよく締まり、実付きもいっぱいで特上品クラスですねえ。
この山の裾野でセンリョウの切花栽培をするときっと良品が出来るのではと思います。
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切り開かれた山の斜面を見渡すとウラジロの大群落。天然林を切り開いて何年経ているのか、ウラジロもよく育つものです。
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ウラジロの大パノラマ風景です。
どうも鹿はこのウラジロは食べないようです。その結果大繁殖となりました。
山の斜面、下を見ますとマンリョウが日に当たりよく締まって育っているのでした。
なかなか立派な株となっておりました。それでも焼けずに育っており、条件によってはこのように育つことがわかりました。
明るい間に里へ降りることとなり、終の取材はスルーとなりました次第です。

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ハウチワカエデと信楽焼植木鉢の黒泥丸鉢3号のセットでのご注文をいただきました。発送する前に記念にと思い撮影。
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そのセット写真です。 そのハウチワカエデを丸鉢に納めると。
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そして仕上げにヤマゴケを置きましたところ、立派な今流行りの盆栽では。
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 本来七段花といいますと、青色の美しい花を思い浮かべるのですが、今回入荷の株はそうではありません。これが七段花?と疑問を抱かれるのでは。
 アジサイ七変化とはよく言ったもので、この七段花も用土はアルカリ性を示すでしょう。実はこの七段花、山野草専門業者が作ったものではなく、ガーデニング植物の生産者が育てたヤマアジサイ。そこにはガーデニング業者の使用する培養土、つまり必ずといってよいほどピートモスが混合された土が使われていると思われます。ピートモス自体は酸性なのですが、その酸度を補正しようとしてむしろアルカリ性になるのです。そして咲けばこの通りの花色。おまけにアジサイは水はけを好むのですが、ピートモス混合培養土は排水性、通気性が悪くなってしまうので育ちはあまりよくありません。
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4号プラ鉢の根上がり風に植えられていましたが、よく育っています。
来春には植え替え、花後には思い切って剪定か?わずかですが、実が付いております。
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こちらは4号角のプラ鉢植え。よく育っています。 用土の違いか、この鉢はよく締まって育っています。少し古木風にも見えるところが良いかも。
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ノイバラ雅の花が咲き始めました。 ヤクシマノイバラで入手。少し花色がピンクぽく、現地で野生の中よりの選別なのか?
それとも実生の中よりの選別なのか?今後調べてみます。
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