園主のフォト日記
2018年8月
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戸外自然開花のチベタヌス。きれいに咲きました。中国の奥地に咲くクリスマスローズの原種チベタヌス。
遠くヨーロッパより離れて中国の秘境に咲く、アジア唯一の原種クリスマスローズです。
同じヨーロッパ地中海に生まれた福寿草がシベリア経由で我国へ分布を広げたのとは違い、その分布量はわずか。やはり性質の元々の弱さが感じられます。
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とは言っても、その草姿はアジア的そのものです。花容からいっても東洋的な宿根草、つまり山野草です。
それに比較してヨーロッパ原産の原種クリスマスローズの数々は華やかでパステルカラーの宿根草やはり洋種山野草と形容されるだけのことはあります。
育て方は従来ガーデニング業界ではかなり誤った認識であったのではと思います。つまり、山野草も宿根草なのですが、現在宿根草といえばヨーロッパ原産限定の植物が宿根草と形容されているように感じられ作り方、育て方はまったく別物のように解説されてきたことが、このチベタヌスに限らず作りずらさを感じてきた歴史があるように思います。
弊園がチベタヌスの特徴を日本の宿根草つまり山野草的に比較しますと高山植物と位置づけられ、それまでのブログ等のチベタヌスは百家争鳴的であったものが最近はピタリと納まった感もしないわけではありません。
そう考えていきますと、他の多くの宿根草の育て方も現在かなり無理な解説をされている感がしますし、極端には種子であるパンジーでさえ秋の戸外のまだまだ気温の高い中での雨ざらしの育て方はなにか間違っているように感じさせられます。
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弊園の西側に竹薮があって、その東側に山野草の作場があって、その下にチベタヌスを置いております。その自然の環境下において咲き始めてきましたチベタヌスです。少し濃色でしょうか。
でも、2芽株であったのですが、1芽は動かず冬至芽の状態です。遠いところを運ばれてきただけに何か障害があったのでしょうか。
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この株は2芽がしっかりと上がってきております。やはり少し濃色系かと。 上部から見る画像です。しっかりと蕾も上がっており、コンディションの良い株であったことがわかります。
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まだ蕾がちなのですが、しっかりと蕾は育ってきております。
本来2芽株だったのですが、1茎花になっております。草丈も今一歩の育ち方を考えますと、株としては少し障害があったのかもしれません。
おそらくは原地での掘り上げからパッキングまでの間の何らかであるように思いたいのですが。
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原種オキシデンタリスの開花です。
香りが良く、ヨーロッパの人々を魅了したことは間違いない宿根草であったかと思います。
草丈はそう高くなく、同じキンポウゲ科のセツブンソウ、福寿草に相通じるものがあるかと考えます。
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同じく原種オキシデンタリスです。
この個体はすばらしく芳香性に富み、人を惹きつけるだけの個体かと考えられます。
やはり、これらの咲き方を見ておりますと、今やガーデンハイブリッドの華やかさのクリスマスローズですが、この個体を見る限り、山野草ですねぇ。
昔の人は良いネーミングを付けました。洋種山野草と。
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原種クリスマスローズ アトロルーベンスです。
これらの個体は、色素が多彩に構成され、後の交配にてバラエティー豊かなクリスマスローズを作り出す元となった原種の一つかと思われます。
咲き方も本当に山野草的に咲き、我々山野草家の方々も見直しても良いのではと思います。
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こちらは原種のアトロルーベンス×ハイブリッド系を交配された個体です。
原種のしぶみを持ち合わせた初期のハイブリッドはこのような花であったのかと考えられる個体です。草丈も原種に近く、はやり洋種山野草として楽しめるのでは?
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昨年秋入荷しましたチベタヌス、良株より順次販売いたしました。
その中で比較的根の短い株を残しまして植え込みました。戸外の山野草の棚下にて管理。本年1月2月の寒さは例年になく厳しかったのですが、それでもこのように育ってきました。この個体は耐寒性が強いのでは?
クリスマスローズの原種の内、無茎種は草丈がそう大きくならず、見た目は日本の山野草に近い洋種山野草といえます。日本の山野草業界でもよりもっと取り上げられても良いのではと思います。
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トルカータス・モンテネグロといわれるタイプです。
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アトロルーベンスです。スロベニア・クロアチア原産。多花性。少し夏の日本の気候は暑がる半耐暑性宿根草と考え、遮光と排水性の良い培養土で育てる必要があります。
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クロアチカスです。クロアチア原産からの由来の名前です。やはり夏の日本の気候は多少無理なようです。半耐暑性宿根草と考え、遮光と排水性の良い培養土で育ててください。
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デュメトルムです。スロベニア・クロアチア・ハンガリー・オーストリア・ルーマニア等に生育地が見られるようです。
夏の初めには地上部が枯れる性質があって、福寿草、節分草によく似ています。やはり夏は涼しさを好む半耐暑性宿根草です。
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現在のガーデンハイブリッドの人気はダブルといわれる八重咲きがヨーロッパの原地にて発見され、交配親にされ、今日の盛況ぶりがあります。
その原種の八重咲きはやはり人気が高く、好事家のコレクションの一つとなっているようです。
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午後は野田園芸さんをお訪ねしました。やはりゴールド系のハイブリッドのいろいろには目を見張るものがあります。 ダブルゴールドがきれいに咲いています。元はシングルのゴールドに何を交配されたのか。ここまで長い道のりだったのでは。
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アプリコット系のダブルゴールドです。 レッドゴールドのシングルです。
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同じくアプリコット系のダブルゴールドです。 レッドゴールド系のセミダブルです。
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野田園芸さんが力を入れておられる重弁花系のピンクダブルです。 ダブルピコティーの重弁花です。
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東京は大雪の後、大丈夫かなぁと思いながらの訪問。日陰の所はかなり雪が残っているのでしたが、温室の中は一転して春の陽気。クリスマスローズも元気に育っていました。 ゴールド系と一目でわかる系統。現在様々な交配がなされており、どのような花が咲くかは咲いて見ないことには。
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現在、松村園芸さんが力を入れておられるカラーリーフ系のセットです。 ちなみにこの花は「カレードスコープエメラルド」です。
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アグチフォリウスメタリックシルバーの花です。 ステルニーネオゴールデンリーフの花です。
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こちらは従来よりガーデンハイブリッド系であるダブルホワイトピコティー、糸ピコのきれいな株です。 こちらはウエーブのかかったダブル系のピコです。
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真っ赤なダブルはなかなかないもの。小輪の優良花では? アプリコット系の小輪ダブルです。あるようでない花です。
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本年の富山行きは寒波の後。北陸線は雪もなく、途中金沢で新幹線に乗り換え無事到着。それでも松浦園芸さんの温室横にはこのように雪が。 温室内にはクリスマスローズの魅了する花が見られるのでした。
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大温室では次々と咲き始めていました。
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松浦園芸さんのオリジナル品種 ルミナス交配系の新花では。 やはりルミナス系統では。
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松浦園芸さんオリジナルミルフィーユの優良花では。 こちらはルミナス系統では。
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ルミナス系のシングルです。 吉野の桜は「一目千本」と形容されましたが、こと松浦園芸さんのクリスマスローズも同様に形容されるのでは。
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今回入荷のチベタヌスは一芽株は主体です。輸入株の現状を見ますと良株やらそうでない株やら、色々と混ざってパッキングされています。
栽培されているのわけですから良くない株はもう一作されてはと思うのですが、これは日本人の考え方かもしれません。
芽と根のしっかりした株を販売いたします。
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芽も良く、根も比較的良好な状態の株をスリット鉢に定植しました。従来、園内の比較的涼しいところを選んで育てておりましたので「山野草の土」で植えておりましたが、その後やはり水もたれしている様子でした。
そこで本年は弊園販売のクリスマスローズの土「山野草の土」3号で植えてみました。
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芽が少なく、根も少ない感じの標準的なチベタヌスは3.5号ロングポットで植え付けです。
もちろん培養土はクリスマスローズの土「山野草の土」3号です。
土と土の空間が大きく、排水性、通気性は抜群ですから根はよく育つかと思われます。但し、黒のビニールポット或いはプラスチック製のスリット鉢ですから夏の間100%日光に当てないことが最大のコツであり、秘訣です。
なぜなら、熱を持ってしまい枯れてしまいます。何せ高山植物ですから。
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この秋に植え込んだのですが、来春と思ってばかりいました開花が自然咲きで12月に咲きました。
交配親としてはかなり良い形質かと思います。
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